大菩薩峠登山2

大菩薩峠登山1 の続きです。大菩薩峠から親不知頭を眺めた写真です。何で親不知頭というのか由来は知りません。岩がごつごつして危ないのでそんな名前を付けたのかもしれません。

下の写真…視点を南西の方に向けると左端に大菩薩湖が見えてきます。この湖は上日川ダムによって出来た人造湖です。さて重要な点はこのダムの向こうに富士山が見えるはずですが、見えていません。朝の期待は雲と消えてしまいました。大変がっくりです。

下の写真…甲斐駒ケ岳と鋸岳の望遠写真です。甲斐駒ケ岳の左肩に摩利支天の岩峰がかすかに見えます。

下の写真…稜線の反対の東側にある小菅村の望遠写真です。?十年前の学生時代に訪れたことがありますが、民家も茅葺の家が多かったような記憶があります。この写真を拡大して見ると昔の面影はなさそうです。

下の写真…親不知頭から雷岩、大菩薩嶺を眺めた写真です。空の感じがよく雲の天使が舞っているようです。それとも鳳凰かな?

下の写真…この稜線の鞍部が賽の河原です。昔の峠の位置がここだと言われている様に、確かにここの方が峠という感じです。この小屋は避難小屋ですが、直ぐ近くに介山荘があるので実際に使われることは稀なような気がします。むしろ江戸時代はこの場所に、峠の茶屋又は休み所があったのではないかと思われますが、如何でしょうか。

下の写真…稜線を上がって行った所で西斜面の下を見ますと、やはり見えました。望遠で見えた福ちゃん荘です。拡大すると登山者が四人ほど見えますが、左の人は首から上がありません。????と思いましたが、よく見ると多分下を向いた瞬間だと思います。皆さんは如何思うでしょうか。

下の写真…気持ちよい稜線をブラブラと写真を撮りながら登っていきます。

下の写真…この尾根道を歩いていると、道の真ん中にある岩の横に黄色の可愛い花が咲いていました。オトギリソウの仲間のシナノオトギリです。オトギリソウの仲間は似たものが多く、タカネオトギリ、イワオトギリ、ハイオトギリなどがあり特定するのは難しいものがあります。この写真の花の場合、葉っぱの縁が黒点で縁取られていることからシナノオトギリと思われます。

下の写真…これは登山道脇に咲いていたフウロソウの仲間です。この仲間はハクサンフウロ、イヨフウロ、カイフウロなどほぼ似ているものが多く、オトギリソウと同じように同定が難しいのですが、花弁の濃紫色の筋がある、カイフウロが発見された三つ峠に近いことなどからカイフウロと思われます。

カイフウロの写真 三つ峠山登山2 の11枚目の写真

ハクサンフウロの写真 高ボッチ&鉢伏山登山2 の最後の写真

下の写真…登ってきた道を振り返って見た写真です。雲が相変わらずあり、富士山は隠されています。この尾根道は写真で見ると分かる様に、西側の斜面は木がほとんどありません。よって眺望は素晴らしいです。雲さえなければ南アルプスの全貌、及び御坂山系とその後ろに聳える富士山が間近に見えるでしょう。登山口から1.5~2時間でこの展望の良い尾根に出れますので、とても素晴らしいハイキングコースだと思います。

下の写真…目的地の雷岩の20m手前です。大菩薩峠からブラブラ来て1時間弱の歩きで、なだらかな尾根道です。ここでお昼休憩にしました。雷岩は大勢の人で休む余地がありません。でも一歩手前のこの場所はガラガラでした。雲が下からポカリポカリと浮いていて、天上にいる気分です。

下の写真…ここで1時間の休みです。その間に雲が消え富士山が見える事を祈っていました。お昼を食べていたら、トンボがいる事に気づきました。赤トンボの一種「アキアカネ」です。川もないのに山の上にトンボがいるなんてと思いましたが、このトンボは夏の暑い時期は山の上に避暑に来るようです。

昼休みの1時間が経ってもとうとう富士山は姿を見せませんでした。見れる確率を上げるには、早朝に頂上に到達するか、一泊して次の日の朝に見るしかありません。それでも見れない時はあると思います。意を決して立ち上がり、唐松尾根を下って福ちゃん荘に向かいます。

下の写真…福ちゃん荘の店先に水で冷やした黄桃が売っていました。一つ80円です。果樹園で出る傷物を仕入れているので安いとの事です。一つ買って食べてみました。傷物と言ってもちょこっと打ち傷があるだけで、内部は腐っていません。とても美味しくいただきました。これは美味しいよといって他の登山客にも勧めた所、皆が買って食べて満足そうでした。後は20分ほどで登山口です。

これで大菩薩峠登山シリーズを終わります。

2018年8月31日 記  カメラ SONY  RX10Ⅳ

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。