ヒマラヤ ABCトレッキング8

ABCトレッキングの8日目です。トレッキングもだんだん大詰めになってきました。この日のコースは地図の緑線で示したように、チョムロン2170mからキューミ1360mまで下ります。このキューミと言う場所は、この1年前に行ったプーンヒルトレッキングの道と、今回のABCトレッキングの道の交差点に当たります。

下の写真…朝日のアンナプルナサウスです。時刻は6時32分。昨日の夕日のアンナプルナサウスとはまた雰囲気が違います。夕日は左側から光が当たり、朝日は右側から当たります。

下の写真…参考に前回のABCトレッキング7で載せた夕日に照らされるアンナプルナサウスの写真を載せておきます。影の向きが反対になっています。

下の写真…ロッジを8時15分に出発です。その時のマチャプチャレの様子です。空に浮かぶ雲はのんびりとした雰囲気です。

下の写真…尾根を下ってきて9時15分、登る時に宿泊したジヌーダンダに到着です。ロッジの狭い庭にひっそりと赤い花が咲いていました。名前はポインセチアです。大きな赤い花びらは花びらでなく、苞葉と言う葉っぱです。真ん中の小さな赤いものが花ですね。

下の写真…下っていくと昨夜ロッジで話をした外人さんに会いました。彼は絵が趣味という事で、早速道端の展覧会が始まりました。線画ですが、帰ってから色付けをするような事を言っていたと思います。ただの風景画でなく、現代アート風の絵です。右の山はマチャプチャレ、左はアンナプルナⅢですね。真ん中の丸い所は望遠で山肌を見た様な絵ですが、如何なんでしょうか。

画帳にたくさん描いてありましたが、もう一つ紹介します。右上はアンナプルナサウス、左下はマチャプチャレの大写しの絵ですね。真ん中の丸い所は何だか分かりません。たぶんアクセントなんでしょうね。色が付いたらさぞ綺麗で楽しい絵になると思います。

下の写真…谷間から山がよく見えるところに出ました。左のアンナプルナサウスと右のヒウンチュリが青空にくっきりと見えます。今まで撮っていた位置よりだいぶ見上げる形になっています。ここら辺の標高は1400mくらいでしょうか。

下の写真…道に突然大きな芋虫というか幼虫が現れました。大きさは7~8㎝くらいあります。なんの幼虫でしょうか。形はカブト虫の幼虫に似ていますが、何でしょうね。

キューミに13時55分到着です。ここで泊まって明日はあと1時間ほど歩くだけで車が待っています。実質トレッキングが終わったようなものです。そこで到着するなりガイドさん、ポーターさんと3人でトレッキング終了のお祝いパーティーを始めました。と言ってもビールとスナック菓子だけです。久しぶりのビールでおいしかったです。

下の写真…さて、まだ夕飯まで時間があるので、前年も行った岩場のハチの巣の見学に行きました。ロッジすぐ下にモディコーラ川が流れていて、そこに大きな断崖絶壁があります。その絶壁にヒマラヤオオミツバチの巣があるのです。巣にびっしりついたハチがさざ波のように羽を震わせています。この巣を身体を晒して取るわけです。やはり特殊な人しか取れませんよね。

下の写真…その近くに養魚場があるということで見に行きました。田んぼの横にコンクリートで囲った池が四つ五つあるだけで、そのうちの2つに水が入って魚がいました。たぶんニジマスと思われます。ロッジではこんな魚は出しませんので、どこに需要があるのでしょうか。需要があるとしても車道がないので、ここから担いで持っていくしかありません。

下の写真…谷間に聳えるヒウンチュリの雄姿です。山の上で見るとヒウンチュリはアンナプルナサウスの付属の山にしか見えません。しかしここで見る姿は立派です。登る意欲をそそられる山ですね。

2018年10月22日 記  カメラ SONY  RX10Ⅲ

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。