ヒマラヤ ゴーキョトレッキング11-2

ヒマラヤ ゴーキョトレッキング11-1 の続きです。

下の写真…ポルチェタンガに近づいて来ました。雲も少なくタウツェ6495mがくっきりと見えます。ゴーキョトレッキング7-1 で解説した小型水力発電所もよく見えます。この発電所の保守や運営費、料金システムはどうなっているのでしょうか。各ロッジには電力量計が設置されているようには見受けませんでした。

下の写真…もう樹林帯に入っています。道は針葉樹の林の中で、日本の山の中を歩いているような雰囲気です。

下の写真…ポルチェタンガを過ぎ、お馴染みのタムセルク(右)、カンテガ(左)に近づいて来ました。

下の写真…ポルチェ村の向こう、画面中央奥にアマダブラムの姿が徐々に現れてきます。

下の写真…そのアマダブラム6814mをアップで撮りました。山の頂上から噴火しているような雲があります。怒っているのかな?歓迎してくれているのかな? ところでヒマラヤでは火山は有りません。大雑把に言うと大陸同士のぶつかり合いで出来た山なので、マグマが発生しにくかったという事のようです。でも温泉は何箇所かあります。さて写真に戻りますが、右端の空にはヘリコプターが飛んでいます。ヘリコプターもこの大自然から見れば蚊が飛んでいる位のものですね。病人搬送のための緊急用ヘリでなければ良いのですが。

下の写真…いよいよタムセルク6618m(右)とカンテガ6783m(左)が眼前に迫ってきました。本当に大きい姿です。天にいる神様がノミだけで粗削りした岩山という感じです。ただ形を整えるために削り過ぎて6000m級の山になってしまったそうです。?

カンテガの下から頂上までのビデオを撮りましたのでご覧ください。3000m以上の高低差があります。

カンテガの風景

下の写真…反対にタウツェはだんだん遠ざかっていきます。何か人生の出会いと別れのようですね。若い時は出会いが多く、それが人間を成長させていきます。でも年を取ると別れが多くなり寂しい思いも多々ですが、自分を深く見つめる事も出来るようになってきます。私はどっちかって? ……まだまだ出会いが多いですよ。

下の写真…アマダブラム6814mの姿が更に広がってきました。鼻だけあるのっぺり顔の雪山大王様が両手を広げて歓迎してくれています。アッ、何か呪文を唱えています。アダブラ  カダブラ……アマダラ カブラム…いけない!脱線しそう……もう脱線していますStop!

このアマダブラムのアップのビデオを撮りましたのでご覧ください。望遠の弩アップでは手の揺れが出て少し見苦しいかもしれません。

アマダブラムの風景

下の写真…3頭のヤクが坂道をゆっくり上がってきます。その後ろから付き添いの人がきますが、ハンカチで口と鼻を覆っています。ヤク、ゾッキョやロバの隊列はかなり土煙を上げて進みます。一日を終えロッジで鼻をかむと土埃がかなり出てきます。そのため隊列の後は歩かないよう注意しています。ホントはマスクをかければいいのですが、息苦しいのと、眼鏡をかけた人は眼鏡が曇ってダメなようです。

下の写真…やっとモンラ3970mに12時10分に到着です。このロッジは峠の崖際に建てられています。強風の日や大雨の日はかなり怖い思いをしそうです。先ほどまで見えていたタムセルクがもう雲の中に隠れてしまいました。結構恥ずかしがりやさんの山ですね。この日のトレッキングはまだまだ続きます。

2018年2月1日 記  カメラ RX10Ⅲ

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。