ヒマラヤ プーンヒルトレッキング5-4

プーンヒルトレッキング5-3 の続きです。

道の脇に栗の木がありました。ヒマラヤにも栗が有ったんですね。日本の秋の風景です。ただ中の栗はほとんど落ちてしまったようです。また栗の大きさも小さそうです。でも日本の食文化と共通部分があり心は和みました。

下の写真…ダンプスの村に近づいてきました。そこでガイドさんより日本人のお墓があると聞きすぐ行ってみました。道上の民家の横に石にはめ込まれたレリーフがありました。2004年にアンナプルナ Ⅰ峰 8091mで、前橋山岳会のNazuka  Hidejiさんという方がお亡くなりになったようです。ご冥福をお祈りいたします。

下の写真…もう少しで今日のロッジに到着です。村の田園風景が印象的でした。西日がそこだけ当たって周囲から浮かび上がっています。「天空の田園」とでも言いましょうか。あ、こんな所に住みたいなという感情が支配した一瞬でした。

下の写真…こんな花もありました。野の花ですので名前を調べることは本当に難しいです。ネパールの人は名前を分かっているのかな?

下の写真…道を南に向かって進んでいる方向の写真です。

下の写真…上の写真と反対に来た方の風景です。上の写真と共に言えることは、山の傾斜が緩やかで、耕地面積つまり段々田んぼも大きいという事です。そのためか今までの山の中の村より裕福な感じがします。農家の家のたたずまいにそれを強く感じます。

下の写真…5日目の宿泊は、ダンプス1650mにある「つきのいえ」というロッジです。ここは日本の「風の旅行社」が経営しているロッジです。今回のトレッキングの手配はすべて風の旅行社に依頼していました。そのため特別なロッジ「つきのいえ」に泊まることが出来ました。

ここの待遇は他の一般的ロッジとは別格です。食事、寝具等良く、コーヒーを飲みながらヒマラヤを眺める庭もあります。あ、ビールを飲みながらでもOKです。そして特に五右衛門風呂を設置していることは特筆に値します。

そして「つきのいえ」の他に歩いて3時間くらいの距離に「はなのいえ」というロッジもあり、その2つのロッジを連泊するツアーもあります。このコースならトレッキングに慣れない人でもヒマラヤの展望を満喫できます。

下の写真…五右衛門風呂の入り口です。脱衣場から洗い場と風呂場を撮りました。

下の写真…洗い場の写真です。椅子は木製で、手桶は銅製です。

下の写真…五右衛門風呂です。釜はこれまた銅製です。そして木製の簀子(すのこ)が浮いています。入浴するときはこの簀子を足で沈めて入ります。当然外から薪を焚いて風呂を沸かしています。日本でもここまでのものは滅多にお目にかかれないと思います。風の旅行社のトレッカーに対する渾身の思い入れではないかと思います。本当にぽかぽかと温まり、月並みですが旅の疲れを癒してくれました。

下の写真…そしてこの風呂場にはもう一つの仕掛けが施してあります。なんだと思いますか。それはこの開け放った窓から、神聖な山マチャプチャレ6997mが望めることです。ただこの日は曇っていて山は見えません。今回は残念でしたが、風呂につかりながらヒマラヤを見るという素晴らしい風呂です。ちょっと竹が伸びすぎていますが。次に来た時は、風呂でビールを飲みながらヒマラヤを眺めるという事を楽しみにしようかと思っています。

次回は6日目の下山になります。

2017年8月23日 記  カメラ CANON  SX60HS, G1XM2

 

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。