大菩薩峠登山1

2018年8月19日に大菩薩峠に登山に行って来ました。テレビやネットの天気予報では晴れの予想でしたので、机竜之介も見た?富士山を眺める山行に出かけました。若い方は、机竜之介?それ誰? でしょうね。後で説明します。

下の写真…中央道からの富士山です。大菩薩峠からどんな富士山が拝めるのかとても楽しみです。

下の写真…中央道勝沼インターチェンジから、今最盛期のブドウ畑の間を縫って登山口の上日川峠(かみにっかわとうげ)に向かいます。峠に着く最後の約7㎞は道が狭く、急こう配と急カーブの連続で車さんも悲鳴をあげます。ただ舗装されているのでその点は助かりました。バイクで行くと面白い道かもしれません。峠にある市営の駐車場に到着です。週末は満車になることが多いようですが、この日曜日はまだ15台位しか駐車していません。

下の写真…上日川峠にあるロッヂ長兵衛です。ロッヂの右脇が登山道の入口です。

下の写真…この近辺の山域の案内図です。大菩薩峠は右上にあります。左上に柳沢峠がありますが、この青く示した道路は411号線、通称青梅街道で奥多摩にある山梨県の秘境丹波山村に通じています。さて登山道に入り現在地のすぐ右にある福ちゃん荘に向かいます。

下の写真…登山道はたいしたアップダウンもなく30分弱で福ちゃん荘に到着です。この建物の右奥には売店と食堂があります。

下の写真…ここから大菩薩峠付近の尾根が望めます。逆に上の尾根からこの福ちゃん荘が見えるはずですが、どうでしょうか。

下の写真…先程の案内図より更に拡大した詳細な案内図がありました。そこで今回とったコースを紹介します。一番左下のロッヂ長兵衛から現在地の福ちゃん荘に来ています。そこから案内図中央にある表登山道を右上の介山荘に向かって進みます。そして介山荘のすぐ上が目的の大菩薩峠1897mです。次は尾根を左に進みます。親不知頭、賽の河原、妙見の頭、と進み雷岩2040mに到着します。そこから下に唐松尾根を福ちゃん荘に下山、更に登山口の上日川峠のロッヂ長兵衛に向かいます。この辺りで一番高い大菩薩嶺2057mは雷岩から10分程度で行けますが、樹林帯で展望がないため遠慮させてもらいました。

下の写真…登山道脇にはこの黄色い花「マルバダケブキ」(丸葉岳蕗)が至る所にあります。葉っぱはフキ(キク科フキ属)に似ていますが、キク科タカラコウ属の植物です。鹿は色々な植物を食べますが、このマルバダケブキは食べないようです。登山に行ってこの花の群落に出会ったら、鹿の食害の影響で増えているのかどうか考察する必要があるのかなと思っています。

下の写真…介山荘のすぐ下から親不知頭を見た写真です。笹の草原が気持ちよさそうです。でも何で笹だけなんでしょうか。鹿の食害?それとも山火事?それとも??

下の写真…介山荘に到着です。すぐ横は大菩薩峠の標識があります。ところで介山荘の名前の由来は「大菩薩峠」という小説を書いた小説家が中里介山という所から来ています。41巻にのぼる未完の大小説「大菩薩峠」の主人公は机竜之介で、音無しの構えの達人です。この大菩薩峠で老巡礼が机竜之介に斬殺されるところから物語は始まります。時代小説が好きな人は是非1巻の甲源一刀流の巻だけでも読んでみては如何でしょうか。また日活や東映でも映画を作っているのでご覧になればと思います。マー余り明るい小説ではありませんが。

下の写真…大菩薩峠は昔は甲州の塩山と奥多摩の小菅村及び丹波山村を結ぶ街道にある峠で、411号線が出来るまではこちらが青梅街道と呼ばれていました。その最大の難所がこの大菩薩峠でした。でも江戸時代はこの画面奥の賽の河原(右奥の鞍部で看板に隠れている所)が峠だったようです。確かにこの狭い岩場の所が峠というのもおかしな話で、観光用の峠という気がします。

下の写真…峠から西の眺望です。南アルプスのほぼ全貌が見えます。

下の写真…望遠で撮った写真で山名を特定しましょう。まず南アルプス北部です。いくつも山があり文章の説明では難しいので写真に山名を入れました。これで北部の主要な山がすべて見えています。下に見える街並みは甲州市塩山あたりでしょうか。

下の写真…次は南アルプス南部です。塩見岳は南アルプスのほぼ中央部になります。悪沢岳は荒川三山の最高峰で3141m、日本で第六位の山です。別名荒川東岳、又は単に東岳ともいわれています。

次回に続きます。

2018年8月27日 記  カメラ SONY  RX10Ⅳ

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。