2020年3月

地龍の剣39

   道灌山の大捕物の巻2 「親分! 大変だ!」 と言いながら三次は浅草水神組の戸を勢いよく開け、火鉢に当たっ…

地龍の剣38

   救出の巻6 一方、玄関前の山岸はもう一人の浪人に梃摺って(てこずって)いた。五十近い歳の浪人であったが重…

地龍の剣37

   救出の巻5 急遽二人は部屋の外の庭で立合う事になった。山岸左門は奉行所内では一番の腕利きだった。定廻同心…

地龍の剣36

   救出の巻4 次の日の早朝、龍之進と弥助は舟で向島に向かった。日本橋水運の船頭の仙蔵は水神組の舟が接岸した…

地龍の剣35

   救出の巻3 大晦日の七日前の朝、吉原の甚右衛門から使いが来た。例の件で分かった事があるから、直ぐ来て欲し…