ヒマラヤ ゴーキョトレッキング10-2

ヒマラヤ ゴーキョトレッキング10-1 の続きです。

下の写真…ゴーキョピーク5357mに到着です。真っ先にこの景色を掲載します。この写真はここからのメインの景色です。皆さんも今までの記事で山の名前がある程度見当がつくと思います。山の名前がいくつ分かるか挑戦してみてください。

一応解説を入れておきます。左の高い山はエベレスト8848m、すぐ右にヌプツェ7864m、ローツェ8516mと続きます。飛ばして中央右の尖った山はアラカンツェ6423m、すぐ右にチョラツェ6335m、そしてそのすぐ後ろにわずか黒い頂上が見える山がタウツェ6495mです。正確な地図でみるとゴーキョピークとチョラツェ及びタウツェはほぼ一直線になっています。それで遠いタウツェはチョラツェによってほとんど隠されてしまいます。

下の写真…頂上での記念写真です。女性二人が写っていますが、ポルチェタンガのロッジの夕飯でお会いした人たちです。私が高山病にならなければそこでお会いできたのですが、残念です。レンジョパス越えで無事下山されたことと思います。

下の写真…北西方向の山です。この山はトレッキング中は見えませんので、山の名前が分かりません。一番右のちょっとだけ白く写っている山はチョーオユー8201mの一部です。

下の写真…上の写真の更に右側です。左はギャチュンカン7922m、その次はチャクング7029m、次の黒い山はチョロ6043mです。頂上には幸福を願う五色の旗(タルチョ)がたくさんはためいています。山岳民族の皆さんのどんな願いが込められているのでしょうか。

下の写真…このカメラの方角が東です。山の名前は冒頭の写真で説明していますので分かると思います。ただ一つ紹介してない山があります。画面中央の奥にうすく見える山です。この山はマカルー8463mで、ローツェに次ぐ世界第五位の高さです。

下の写真…マカルーを少しアップで撮りました。

下の写真…マカルー8463mの弩アップ写真です。この斜面が西壁になり、垂直の岸壁で中にはオーバーハング(垂直以上の壁で岩が庇のように出ている所)もいくつかあり、この西壁からの本格的な登頂はまだ未踏になっています。1997年にロシア隊が西壁から登頂していますが、難しい核心部分は避けて登っています。

下の写真…最後にエベレスト、ヌプツェ、ローツェのアップ写真です。地球から宇宙に飛び出た最も高い場所です。そのため酸素量もエベレスト8848mでは平地に比べて三分の一程度になってしまいます。日本の富士山での酸素量は平地の三分の二です。よって富士山での酸素量はエベレストの倍もあります。

ちなみになにも高所訓練をしない人がひょいとエベレストの頂上に立てば生存は出来ません。医学的には10秒で意識を失い、死に至るとの事です。8000m以上はデス・ゾーンと言われていて、酸素ボンベを背負いながら登るのが普通ですが、酸素ボンベなしで登る人間も現れました。イタリア人のラインホルト・メスナーは1980年にエベレスト無酸素単独登頂という恐ろしい偉業を成し遂げました。

最後にゴーキョピーク頂上からのビデオ画像をここに載せておきます。これも慣れない人が撮っているので少々見苦しい場面がありますが、お許しください。

ゴーキョピークからの風景

2018年1月26日 記  カメラ RX10Ⅲ

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。