ヒマラヤ ゴーキョトレッキング6-4

明けましておめでとうございます。本年もご愛読の程よろしくお願い致します。

ヒマラヤ ゴーキョトレッキング6-3 の続きです。

下の写真…タムセルク6618mが逆光から順光に変わりつつあります。それでも今日は昼近くになっても、山を隠す雲がほとんど発生していません。この山は直線距離で5㎞くらいしか離れていません。3800m位から見ていますので、見上げる仰角は30度くらいにもなります。アー見上げすぎて首が痛い……というのは冗談ですね。

下の写真…正面の景色です。ローツェは隠れる寸前です。エベレストはもっと前から見えません。今朝の行程でずーっと見えていたのに、寂しくなりますね。さっき別れたエベレスト街道はこの下の谷に向かって続いています。そして中央の黒い尾根の上のタンボチェ村3860mに向かいます。その道が山腹に刻まれているのが見えますでしょうか。

下の写真…雲が涌いてきそうな雰囲気なので、タムセルク上部のアップ写真を撮っておきました。稜線はかなり切り立っています。確かガイドさんはこの山はまだ誰も登ってない、と言った記憶があります。難しい山なのか、標高が低いので誰も登らないのか、理由はよく分かりません。

下の写真…タムセルクをバックに快適なトレッキングが続きます。タムセルクの後ろ左にもう一つ山が見えてきたのが分かるでしょうか。

下の写真…モンラの手前でタムセルク6618mの後ろの山がはっきり見えてきました。カンテガ6783mです。雰囲気はアマダブラム6814mに似ているような感じです。頂上は雪が厚く積もっているように見えますが、雪庇なのかどうかは分かりません。

下の写真…やっとと言うか、もうと言うかモンラ3973mに到着です。約4時間かかりましたが、その間ずーと大絶景で飽きることはありませんでした。ここで昼食で、卵&野菜焼きそば550Rsを注文しました。相変わらず西洋人用に作るので大盛です。食べ切れずに少し残しました。エ?味は如何かって? 山を歩いてお腹がすけば、何でも美味しいです。と言うより、夢中で食べるので味わっている暇がありません。

画面中央、道の真中にはチョルテンがあります。2015年の大地震で半壊で潰れそうですが、何とか持ちこたえています。

下の写真…昼食を食べたロッジから撮った写真です。左がカンテガ6783m、右がタムセルク6618mのツーショットです。

下の写真…約1時間の昼食兼休憩を終えてポルチェタンガ3680mまで、約300mの急降下です。画面左の村はポルチェ3810mで、タウツェ6495mの麓の村です。だからポルツェタンガはこの村より130m下の谷間で、谷のこちら側の日の当たり難い所にあります。タンガの意味は寒いという意味だそうです。

それにしてもせっかく3970mまで稼いだのに300mもくだらなきゃダメなの? ガイドさん曰く、他の道もないしロッジもありません、という事で意を決して急降下開始です。下から登ってくる人もいますが、皆さん苦しそうです。ヒマラヤでは往々に上り下りの場面があります。500~600m下って300~400m登り返すなんてのもあります。それを楽しむくらいでないと気分の落ち込みが激しくなります。

下の写真…高度が下がってきたら森林帯に入りました。森の中を見るとキノコがありました。名前は分かりませんが、キノコの裏が網状になっているイグチの仲間だと思います。上部は乾燥が激しいのか裂け始めています。

下の写真…家がちらほら見えてきました。やっと到着です。谷間のかなり下部なので陽が当たりません。急に寒くなったような気がします。やはりタンガ(寒い)と言われるのは納得できました。到着は14時で約6時間のトレッキングでした。

下の写真…ロッジの裏手に大きな岩がありました。何かに似ているなーと考えたら、フクロウさんでした。フクロウ岩とでも名付けるかなー。

下の写真…ロッジの食堂です。夕食の時、画面奥の階段横の席に、日本人の二人の素晴らしい女性に出会いました。行くところは同じゴーキョだという事です。ヒマラヤには何度も来ているそうです。中国の山にも行っているし、日本では四国のお遍路を4回も回ったそうです。あそこへ行くとこういう面白いことがあるよなどと、いろいろ教えてもらいました。それにしても日本女性のパワーは凄いなー!

2018年1月2日 記  カメラ SONY  RX10Ⅲ

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。