ヒマラヤ ゴーキョトレッキング11-1

ヒマラヤ ゴーキョトレッキング10-2 の続きです。

11月3日の朝です。昨日はゴーキョ4790mからドーレ4110mまで680m下って、吐き気はなくなり頭痛も90%治まりました。ドーレのロッジでは登ってきた日本人の御夫妻にお会いし、いろいろとお話をしました。御主人は外国に3年ほどいたそうで、英語は外国人トレッカーと普通に会話出来るくらいの実力でした。羨ましいですね。奥様は日本で山の仕事をされていたそうで、山に慣れている感じでした。その後は無事ゴーキョピークに到着されたでしょうか。

下の写真…今日も良く晴れています。体調も戻り、朝飯はチャパティとゆで卵2つも食べてしまいました。画面中央の山はプレタテ5597mです。

下の地図…今日の行程はドーレ4110m~ポルチェタンガ3680m~モンラ3970m~クムジュン3780mと歩きます。問題はクムジュン村でネパール国鳥のダフェが見られるかどうかです。ワクワクしますがどうなるでしょうか。

下の写真…8時35分にドーレを出発しました。20分ほど下ってきました。振り返るとチョーオユー8201mが小さくなってきました。

下の写真…下る山腹の上を見上げると、雪山、岩山、樹林帯と三つの相にはっきり分かれています。

下の写真…ガイドさんがここでチョーオユーともお別れですと言われて、アップで撮った最後の写真です。ずーっとトレッキングを見守ってくれてありがとう。

下の写真…谷が緩やかな場所があり、雪山からの水が斜面の岩場を流れています。ここら辺の歩きはのんびりしたものです。

ここで撮ったビデオがありますのでそれをご覧ください。

ドーレ~ポルチェタンガ間の風景

下の写真…そして道端にヒマラヤリンドウ(ゲンティアナ・デプレッサ)の群落が咲いていました。枯草が多いこの時期この色は人目を引き本当に癒されます。

下の写真…道端に動物の糞が落ちていました。こんなもの載せるなよと思いましたが、滅多に見られない動物の糞です。この動物はなんでしょう? イエティではありませんよ。

下の写真…糞の拡大写真です。答えはガイドさんによるとユキヒョウ(雪豹)とのことです。食べられた動物の毛も残っています。場所はもうすぐポルチェタンガ3680mに着く手前です。昨晩か今朝にここに現れたのでしょう。ユキヒョウは全世界で4000~8000頭くらいしか生息していなくて、絶滅危惧種に指定されています。体長は1m~1.5m(尾は除く)で体重は50㎏という思ったより小型の肉食獣です。

下の写真…この後すぐにポルチェタンガのロッジに着きました。そしたら壁にこのヒマラヤに生息する動物のポスターが貼ってありました。左の真中に白い小型のヒョウがいますが、それがユキヒョウ(Snow Leopard)です。このヒョウの生息場所はアジア大陸の雪の降る山岳地帯です。ここはまさにその条件に当てはまります。目撃情報は何十年に一回という位幻のヒョウです。イヤー、襲われなくて良かった。でも人間は襲わないようですが?

下の写真…これがその付近で撮った写真です。標高は3800mくらいです。道から外れて人は歩かないし、この急斜面では歩くことも出来ません。ヒョウがいても探すことは不可能です。そして山は深いのでエサは豊富にあるのでしょう。そうでなかったら人里にエサを探しに出てきて、目撃情報がたくさん出てくるでしょうね。ア!向こうの山は右がタムセルク6618m、左がカンテガ6783mです。

2018年1月29日 記  カメラ RX10Ⅲ

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。