小秀山 登山 1

6月15日 長野県王滝村と岐阜県堺にある小秀山1981mに登ってきました。自動車ルートは木曽福島から西へ王滝川に沿って上っていきます。(10日後の6月25日にはこの近くで震度5強、M5.7の地震が発生しました。大事には至らなかったのですが、今後の木曽の観光に影響が出なければよいのですが。)

下の写真…途中の御岳湖の風景です。ちょっと違和感のあるのは水の色です。普通、山中の水は透明で湖では青色になるのですが、緑色をしています。この水は中京圏の上水道の供給元の一部にもなっています。昔は木曽ヒノキが木曽川で名古屋に運ばれ、今は木曽川水圏の水が運ばれているわけです。

下の写真…王滝村から南西に白川林道が岐阜県堺の白巣峠まで伸びています。その峠の手前に小秀山の登山口(約1300m)がありますが、標識はありませんでした。この場所の反対側に空き地があり、車2台が駐車していたので「ハハ~ン、多分ここか。」とわかりました。覗くと写真の奥に見えるように、紙で小秀山登山口と書いてありました。

下の写真…登り始めると結構きつい急登です。10分か15分上ると「5合目」の表示があり、「あれ? もう半分登ったのかな」と思いました。しかし表示の近くに行くと「0.5合目」でした。表示が紙で木に沿って丸まっていたので、下から登っていくと「0.」が見えないための勘違いでした。

山に登る人なら知っているように、普通は「0.5合目」という表示はありません。そして紙で丸まって「0.」が見えない。茶目っ気のある人が画策した気もしないではないような気がします。愉快でした。

下の写真…二合目(1450m)の「一本ヒノキ」で稜線に出ました。

ここらあたりの山は木を皆伐したのでしょうか。周りには成木はほとんどありません。一合目からこの木はずっと見えていました。正に「一本ヒノキ」です。

下の写真…稜線からは御嶽山の頭がチラッと見えます。

下の写真…これから登っていく尾根です。一反下降して急登が始まります。写真中央の白い岩を通り、上の黒い森へと突入します。なお写真で分かる様に大きな木がないため、陽に背を炙られながら灌木や笹薮の中を直登していきました。

下の写真…南を見ると遠くに恵那山2190mが見えます。

下の写真…四合目のフクロウ岩(二つ前の写真の中央の岩)に到着です。この写真の右面が似ているということですが、言われてみればそうかなーという感じです。

下の写真…フクロウ岩の上部で上の森までがガレ場の急登です。暑くて汗が出ます。

下の写真…森の中には様々な大岩があって名前が付けられていました。先ずはペンギン岩です。ペンギンが上を向いているところです。私が思うに、ガマ岩の方が感じが合っている気がしますがどうでしょうか?

下の写真…オコジョの窓という岩で、通し穴が開いています。

下の写真…百草岩(薬師如来)だそうですが、良く分かりません。でもある意味で0.5合目のように茶目っ気はあります。つまり木曽の名物の薬の百草丸に引っかけています。担当の人がこのブログを読めばニヤニヤするのではないでしょうか。

下の写真…御嶽山の山体が更に大きく見えるようになってきました。

下の写真…岩に名前の付けようがないので、切通し岩と名付けてあります。この間をすり抜けて行きます。

下の写真…頂上手前1分のところに、綺麗な薄ピンクのシャクナゲが咲いていました。山の花の女王様です。

「着いたー!」 小秀山頂上です。青い空と御嶽山が私を迎えてくれていました。

頂上からの眺めは次回をお楽しみにしていてください。

2017年6月30日 記  カメラ RX10 Ⅲ

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。