木曽 開田高原 城山

それでは九蔵峠の北側の山、城山(しろやま)に行きます。前回のブログの観光案内板をここに再掲しておきます。再度注意ですがこの図は上が東、北は左方向です。

下の写真… 峠から更に先に道路361号線を1,7㎞ほど下って行きます。すると大きな緩い左カーブになり、100mほど先は西野川にかかる橋があります。そのカーブが登山口になり、カーブの所に広い路肩があるので、そこに車を置きました。カーブの山側に写真の様な道がありますが、城山登山口というような案内板はありません。車が通れるのは100mばかりで、後は山道です。上の案内図ではレンゲつつじ園の左に土橋と書かれた所から上に、薄い白い線で書かれた道です。一昔前まで、この道はこの山を越えた向こうの把ノ沢(たばのさわ)集落との主要な道路だったようです。今は誰も歩きません。

下の写真… 入口に2軒の別荘?がありますが、それを越えて山道に入ると道端に大きな丸太が置かれています。案内板らしきものには何も書かれていません。

下の写真… 大きな丸太は水槽でしたが、残念な事に水は流れていません。観光用に作ったのだけれど、人がほとんど来ないので管理をやめてしまったのかも。でも入口に観光案内板が無いので、観光客はこの道には入って来ないでしょうね。

下の写真… 人がほとんど入らないために道には落ち葉が積もっています。でもこういう道の方が自分は大好きです。

下の写真… 20分余で尾根に出ました。立派な案内板があります。これは別の登山口からの案内板なのでしょう。でも道自体には枯葉が積もっていてそちらからも人の行き来が少ないようです。ここで右に曲がり尾根を歩いて行きます。

下の写真… 最後の登りのようです。あの上の松の林が城山頂上でしょう。

下の写真… 登山口から30分ほどで頂上です。登山と言うには物足りませんが、ハイキング感覚で気分よく到着です。1422mの頂上は20m四方の平坦な場所です。昔はここに砦があったという事です。

下の写真… この城山の案内板がありました。こういう案内板は観光客にとって大変ありがたいものです。物事の由来や歴史がよく分かります。

下の写真… 見えました、御嶽山です。素晴らしい眺めです。♪松風騒ぐ 山の上~♪ 歌いたくなるような場面です。あ、でもこんな古い歌は皆さんは知らないかも。

下の写真…そして北の方角を見ると、何やら白い山が見えるではありませんか。こちらの方角は北アルプスが有ります。そしてその一番南端、御嶽山に近い山は乗鞍岳です。ここから見えるのですね。思わぬサプライズでした。

下の写真… 乗鞍岳の望遠写真です。右側の丸い山は高天ヶ原2829m。それより少し離れた左の尖った山は剣ヶ峰3026mで乗鞍岳の最高峰です。その直ぐ左は2番目に高い大日岳3014m、更に左は屏風岳2968mです。そしてこの三つの山に囲まれた奥に、火口湖で日本で2番目に高い権現池2840mがありますが見えません。では一番高い火口湖は何処でしょう?

答えは、御嶽山の二ノ池2905mです。でもこの池は2014年9月27日の御岳山の噴火の火山灰でだいぶ埋まってしまい、表面積、水深とも小さくなってしまいました。その様子はブログ御嶽山登山1の最後の写真をご覧下さい。

下の写真… 今度は東方面を見ると、なんと甲斐駒ケ岳と鋸岳がうっすらと見えるではありませんか。中央アルプスは見えるとしても、南アルプスまで見えるとは、これもサプライズでした。

下の写真… やはり中央アルプスは見えました。ただ伊那谷から見るのとは見え方は当然違います。画面左の白い山は木曽駒ケ岳2956mで、その直ぐ右に小さく尖った黒い山は宝剣岳2931mです。真ん中にある丸い山は中アで静かさを保つ三ノ沢岳2847mです。

写真を撮り、頂上のベンチでホイップクリームがたくさん入ったパンを美味しく食べた後、胃、心とも満足して下山開始です。最後に山の中でひっそり咲いていた花を二つ載せておきます。

下の写真… スミレです。ただ何スミレかは分かりません。日本には50種を超えるスミレの種類があるそうです。細かい分類があり素人の私には分かりません。ただ、緑の少ない林の中でこの紫色の花があるとホッとします。

下の写真… ネコノメソウが枯葉の中に群落をつくっています。これは調べたところ、ニッコウネコノメソウという種類のようです。地面にへばりついてたくさんのネコがじゃれ合っていますね。と言うよりネコが日向ぼっこをしているところでしょうね。

2021年4月28日 記  カメラ SONY  RX10Ⅳ

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。