木曽 九蔵峠からの御嶽山

2019年9月に御嶽山に登山していますが(御嶽山登山)、今度は雪の被った御嶽山全体を眺めようと361号線の九蔵峠(くぞうとうげ)に4月23日に行ってきました。ここは知っている人は知っている御嶽山の眺望が良い有名な場所です。

下の写真… それではこの場所を九蔵峠にある案内板で説明いたします。まず注意ですがこの案内図は上が東、左が北になっています。一番上に木曽福島があり、19号線から分かれて361号線に入ります。直ぐに木曽川を渡り黒川沿いを上流の西に向かって進みます。新地蔵トンネルを抜けると開田高原に入ります。しばらく走り木曽町役場開田支所を過ぎると崖路に入り、九蔵峠に到着です。木曽福島からは車で大体40分位でしょう。まあ、速度に寄りますが。

下の写真… 九蔵峠の展望台に到着です。ここで見ても良し、画面左の10m程下にある東屋の展望台でも良しです。

下の写真… 御嶽山の展望としては一等地でしょうね。画面の右に平らな尾根が突き出ていますが、ここにも展望台があります。そこには後程行ってみます。

下の写真… 快晴の雪の御嶽山です。実はこの日を待っていたのです。今年は綺麗に晴れる日が少なく、晴れていても霞んでいたり、黄砂で黄色っぽかったりで、このように澄み渡る空は中々なかったのです。でもあんまり待ちすぎると雪が無くなってしまうのでやきもきしていました。

下の写真… 山の案内図が展望台の東屋にありました。これで上の写真を見ていただければよく分かると思います。

下の写真… 御嶽山最高峰の剣が峰3067mです。そこに御嶽神社奥社がありますが見えますでしょうか。その後ろの地獄谷が2014年9月27日に噴火し、60名近い方が犠牲になり5名の方はまだ行方不明になっています。噴火した後の地獄谷の様子は、2017年6月15日に行った小秀山登山で撮った写真が有りますのでご覧下さい。

下の写真… この展望台と反対側の山側の道路の崖に注目してください。

下の写真… 露頭の拡大写真です。岩が激しく褶曲しています。この岩は2億年前に海底で出来たチャートという岩だそうです。それが地殻変動で褶曲しながらここまで押し上げられてきたのです。チャートはシリカの殻を持った放散虫という虫の死骸が海底に堆積して出来たものです。海底から隆起した1280mの九蔵峠から、噴火で出来た御嶽山が眺められるという不思議な体験でした。

下の写真… それでは500mほど先にあるもう一つの展望台に行ってみましょう。でもここは東屋や案内板はありません。尾根の先端が整地されベンチが置かれているぐらいです。真下は王滝川支流の西野川が流れています。御嶽山の眺めは先程の展望台と同じですが、西野川の渓流が見える点でこちらの方が変化に富んだ眺めとなっています。

下の写真… ここからの御岳山の望遠写真も載せておきます。

下の写真… 更に望遠を強くして探って行くと、剣が峰の麓の方に(上の写真の画面左端)御嶽ロープウェイ終点の飯森高原駅が見えます。そこを望遠で撮った写真です。そしてもう一つ建物が下の画面の右上に見えます。これは登山道8合目にある女人堂の山小屋です。ここから上の9合目石室山荘付近までの登りがきつくなっていきます。ここら辺の所は2019年10月のブログ御嶽山登山をご覧になって下さい。

下の写真… 尾根の途中に白樺の林がありましたので、白樺の向こうに聳える御嶽山の写真も取ってみました。

この後まだ続きがあります。この九蔵峠の後ろに城山(しろやま)という山があり、そこにも展望台があるのです。このブログの最初に載せた案内板に書かれています。そこは御嶽山だけでなく別のサプライズがありました。次回のブログを暫くお待ちください。

2021年4月25日 記  カメラ SONY  RX10Ⅳ

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。