中々姿を見せない南アルプス

今年の夏は、台風が3つも日本を囲って襲ったり、戻り梅雨?が10日以上もあったりで、山が見える日はほんの僅かでした。

下の写真(2枚)… 梅雨明けの7月16日朝の南アルプスです。鋸岳、甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳が、雲の合間から姿を現しました。梅雨も終わり、いよいよ夏の幕開けと言う雰囲気が良く出ています。

暑い日々が3週間ほど続いた後、8月9日には台風9号が日本海を通り雨の一日となりました。台風一過でさあまた夏が続くぞと思っていたら、13日から前線が日本に居座り雨の続く日々になってしまいました。

下の写真… 8月13日の夕方の南アルプスです。この日は一日雨で山はまったく雲の中でしたが、夕方、奇跡の様に雲の中から甲斐駒ケ岳と鋸岳が姿を現しました。

8月14日には200㎜/日の大雨が降り、その後も毎日雨が降る日々が続きました。当然、山は雲の中です。

下の写真… 8月の18日の夕方やっと日が射し、甲斐駒ケ岳が姿を現しました。

下の写真… 甲斐駒ケ岳は、何日も雨に洗われたせいか白さが増して綺麗に見えます。何日も見えなかったから、気のせいかもしれませんが。

下の写真… 美しいと喜んでいたら、右手から何やら黒い雲が……。

下の写真… あっという間に甲斐駒ケ岳は黒い雲に隠され、鋸岳も飲み込まれようとしています。

その後、山は元通りの雲の中に入ってしまいました。8月26日頃からは前線は無くなりましたが、山はスッキリと見えずにいます。まあ山の姿が見える見えないはいいのですが、心配は山小屋です。今年は感染対策をして満を持して再開したのに、当てにしていたお盆が前線の豪雨で登山客は撃滅だったと思います。来年の営業再開が困難なところも出て来るのではないかと心配です。山小屋が無くなると登山は急に困難になります。山小屋はただ泊めるだけではなく、登山道の整備や遭難救助の役目も負っています。また登山者の心の拠り所ともなります。そうならない事を願うしかありません。

2021年8月28日 記  カメラ SONY  RX10Ⅳ

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。