ヒマラヤ ゴーキョトレッキング14

ヒマラヤ ゴーキョトレッキング13-3 の続きです。

11月6日の朝になりました。いよいよトレッキングも今日で終わりです。寂しいような嬉しいような変な気分です。朝食にチャパティとポテトスープで今日の最終トレッキングに備えます。谷間のためまだ日が出ませんがスタート準備です。ロッジの横、画面左下でポーターさんが私の赤い荷物を背負う準備をしています。まだ学生でこの仕事が終わったら学校に戻ると言っていました。ガイドさんが「しっかり勉強してガイドの資格を取れよ。」と話しかけていました。

下の地図…今日の行程は赤線で示してあります。モンジョ2835mから行程の60%行った所のタドコシ2580mまでは下りです。その後はルクラ2840mまで上りになります。道はほとんど谷底を歩きます。

下の写真…上の地図で分かる様に、歩き出してすぐに左に大きな谷に出会いました。谷の奥に雪山が見えます。タンツェ6770mです。

下の写真…望遠でアップ写真を撮ります。これも中々カッコイイ山です。ちょっと見は左右の稜線沿いに登って行けば登頂できそうです。イヤイヤ、私にはとても無理ですが。

下の写真…上の写真の谷川の水ではありませんが、画面右の山から流れてくる小さな谷川です。透明度は非常に高いと思います。でもこういった谷川で釣りをする人は見かけません。ヤマメやイワナのような魚はいないのでしょうか。それとも釣り文化がないのでしょうか。それに関しては全く分かりません。でもテレビの怪魚ハンターでネパールの深い谷で釣りをしていたのは見ましたが。

下の写真…途中のパクディン付近の地層です。堆積岩で大きな礫を含んでいますので礫岩と言います。これが出来るところは河口近くの海底です。堆積岩でも粒子が一番小さいものは泥岩になります。この泥岩は海岸から遠い海底に出来ます。この画面を見ると下は礫岩、その上に泥岩、更に上にまた礫岩となっています。

単純に考えると、大昔はこの付近は河口近くで礫岩が堆積しました。そして一回沈降して海岸から遠くなり、礫はそこまで来ないので泥が堆積します。そして今度は上昇して海岸に近くなり礫岩が生成されます。でもここの地層はこの礫が剥がれ落ちますので、この上には厚い堆積がなく圧力が弱くて石になり切れていないうちに造山運動で陸地に押し上げられてしまったと想像しています。他のトレッカーの人たちは、この人は何の写真撮っているのだろうと思ったかもしれませんね。

下の写真…中間地点を過ぎたところにあるタドコシ村2580mに近づきました。画面奥の山覚えているでしょうか。クスムカン6370mです。

下の写真…行くときにお茶したタドコシのロッジです。続々とトレッカーが登ってきます。こちらでは昼食にカレーライスを頂きました。またこのロッジの5~6歳の男の子とチョコレートを分けて食べました。もっと欲しそうな顔をしていましたが、チョコも底をつきました。

下の写真…谷奥のクスムカンのアップの姿です。

下の写真…更に弩アップの写真です。この岩壁は2000m以上の落差がありますが、きっと誰か登っているのでしょうね。

下の写真…ゾッキョが吊り橋を渡っています。荷物を背の両側に付けていて橋の幅いっぱいになりますので、こういう時は吊り橋は一方通行です。

下の写真…ルクラに少しずつ近づきます。足は次第に遅くなり休む間隔が短くなってきます。トレッキングを開始して11日目ですので、足が休ませてくれと言っています。そこで素直に画面左の石のベンチで一休みです。画面中央はるか遠くにクンビーラ山5765mが見えます。昨日の朝はあの山の麓のクムジュン村にいたのですが、過去は遠くなりにけりですね。

下の写真…30分ほど歩いて写真を撮るのを理由にしてまた休憩です。疲れているのもありますが、やはりゴールがすぐそこと言う気の緩みでしょうね。石のベンチの上にマリーゴールドが咲いていたので、それとコンデ山のツーショットです。

下の写真…とうとうルクラに到着です。もう歩かないでいいという喜びと、楽しみだったトレッキングが終わってしまったという寂しさといっしょくたです。ロッジは画面左の階段を上がったところにある、来た時に泊まったカフェ・ダンフェです。

クスムカン山のビデオをご覧ください。

クスムカン山

明日朝は例のルクラ空港から飛び立ってカトマンズに生還できるでしょうか。次回のブログは世界一危険な空港の離陸、着陸の様子をビデオで紹介する予定です。

2018年3月3日 記  カメラ RX10Ⅲ

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。