影?の旧芝離宮恩賜庭園

11月21日に用事があって東京の浜松町に行きました。JR山手線の浜松町駅のすぐ横に庭園があり、時間があったので初めて見に行ってきました。

下の写真1… ここが旧芝離宮恩賜庭園の入口です。入場料は150円で都が運営管理しています。

写真2… 入口から中に入った時の景色で、北から南を撮った写真です。周りは高層ビルが立ち並び庭園は箱庭の様です。

下の写真3… 庭園の真中は池がありその回りに散歩道が巡らされています。

下の写真4… 綺麗に選定されている松の間を進みます。

下の写真5… 池の向こう側ではオシドリがノンビリ浮かんでいます。松の感じも中々のものです。しかしこの後ろはビルや工事用のクレーンが聳え、昔の風情を忍ぶには難しい所があります。

下の写真6… 水門がありました。昔はここから池に海水を入れていたという事です。今は池は真水で鯉が泳いでいますが、昔は鯛やカワハギなどが泳いでいたかもしれません。クジラも中にいれて噴水の役をさせていたかも、マーそれは冗談ですね。

下の写真7… 海水取り入れ口から少し行って庭園の東側の真中に九尺台という盛り上がった土手がありました。昔は此処から海が眺めれたという事で明治天皇もここに登って海を眺めたという事です。その海は埋め立てられ今は目の前にはビルが聳え、直線距離で300~400mで竹芝ふ頭に至ります。

下の写真8… 桜も紅葉し水面に秋の色を映しています。

下の写真9… 庭園の南東の一角です。色々な石が配置されています。この歩道の平たい石は花崗岩の安山岩の板状節理の石ではないかと思います。板状節理で有名な石に長野県産の鉄平石がありますが、重いので運搬が大変ですので海から運べる別の所の石でしょうね。石に関する情報もパンフに載せて頂けると、この庭園に対する理解も一層深まるのではないでしょうか。「あ、此処におらが所の石が置いてあるべー」となって雲の上の庭園がより身近に感じられると思うのですが。

下の写真10… 硬い話になりましたので柔らかいビルの写真をどうぞ。空に木の葉が舞いビルはゆらゆらと揺れている様です。でもこんなビル、あるわけありませんよね。そうです、この写真は水面に映った風景で、木の葉は水面に浮いている木の葉です。でも真面目にこんなビルを建てたらどんな反響を起こすか想像するのも楽しくなります。

下の写真11… 庭園の南にある一番高い築山からの眺めです。写真2とは反対側になります。写真右奥500m程の所にここより10倍近く広い浜離宮恩賜庭園があります。

下の写真12… 石灯籠とビルが対峙しています。昔の人が此処にタイムスリップしたらどんなに驚く事でしょうか。

下の写真13… 庭園を一周して入口付近に戻って来ました。そして暫く眺めていたら、散歩中ずっと心の中に引っかかっていたものが何かはっきりしました。題に書いた「影の庭園」です。

下の写真14… 写真4と5も参照してください。この庭園の風景は主に池、石、松、芝で造られています。ここで重要なのは芝です。きれいに刈られている芝の中に松が立っています。そして芝には松の影がくっきりと浮かんでいます。これが風景に一種の味を付けていました。普通の林の中の松は地面が雑草、灌木等で覆われているので影は分かりません。庭園の風景の中に影を落とし込み味付けする、庭師の深謀遠慮は凄いと思います。

そしてもう一つ気が付きました。この庭園は1923年の関東大震災で建物も樹もすべて焼かれてしまって、宮内庁は東京都に管理を委託して庭の再生が始まりました。それから約100年です。木はさぞかし大木にと思いきや松は大きくなっていません。20~30年で植え替えているのか、それとも盆栽を作る手法で大きくしないようにしているのかと思いますが、植え替えの方は現実的ではありません。松をよく見るとかなり剪定をして枝葉はスカスカの状態です。こうする事により松には最小限の養分しか作れない様にして成長を極力抑えているのではないかと思いました。また枝葉がスカスカになることにより影の形がくっきりと浮かび上がるということです。最初に庭に入った時、箱庭の様な感じを持ったことはあながち間違いではなかったという事です。言ってみれば最高級のプチ箱庭庭園という事でしょうか。担当の庭師の方、間違っていたらごめんなさい。

2023年11月26日 記  カメラ SONY  RX100M6

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。