ヒマラヤ ゴーキョトレッキング13-3

ヒマラヤ ゴーキョトレッキング13-2 の続きです。

目を東に転ずるとタムセルク6618mの山塊が立ちはだかっています。この谷の底が3000m弱の標高なので、目の前に3600m以上の壁が聳えていることになります。

下の写真…今度は南に目を転ずるとナムチェからルクラまで下りていく長い谷が見えます。右下はナムチェの展望台です。見学した山岳博物館も見えます。画面右の更に右に行った所にナムチェがあります。今日はそこを通って下の谷に降り、この谷筋をしばらく下った所に宿泊地のモンジョがあります。

下の写真…このヒマラヤリンドウとも今日でお別れです。ただここに咲いていたリンドウは今までのヒマラヤリンドウとちょっと違います。今までは花びらの先端が青、白、青と交互に変わっていたのですが、これは全部青です。その点では日本のリンドウに似ています。そしてこのリンドウの側面に縦縞があり、今までのリンドウと違います。ゴーキョトレッキング5-2の11枚目のリンドウの写真と比べてみてください。(リンドウの写真は2枚あり、7枚目の写真は分かり難いです。)

下の写真…更に西方面の眺めです。コンデ山の全容を見れるのもこれが最後です。右下に大きな岩があります。その向こうに細長く整地したところがありますが、シャンボチェの飛行場です。以前は飛行機は飛んでいたそうですが、事故が起こったため現在は飛行機は使用できません。ヘリコプターの使用のみです。

下の写真…一気にナムチェに下りてきました。到着は10時45分でクムジュンから2時間半でした。そして昼食は来る時に連泊したCamp de Baseで美味しかったMix ピザを頂きました。一休みして12時に出発です。歩き出してすぐにナムチェの真中でヤクの子供に会いました。犬より少し大きいくらいです。ヒマラヤでは皆さん日向ぼっこが好きですね。

下の写真…ナムチェの入口にある噴水の近くに水場がありました。大勢の皆さんが洗濯をしています。冷たい水でご苦労様ですね。又乾かすのが大変です。私も化繊の下着や手拭いを洗いましたが中々乾きません。気温が低いためであることはわかりますが、気圧が低いのは関係あるのでしょうか? でも真空乾燥という技術もあるくらいですから、気圧が低ければ乾きやすい気がしますがどうなんでしょうか。

下の写真…上がってくるロバの隊列です。背中には米をしょっています。ナムチェに運んでいる途中ですね。

下の写真…来る時に泊まったジョルサレ付近の対岸の岩場です。この画面に野生のヤギがいます。 問:何頭のヤギさんがいるでしょうか?

岩場の下の草の近くにかたまって2頭います(下の写真)。そしてその前方に一頭います。3頭ですか? 違います。4頭います。

下の写真…4頭目のヤギさんです。3頭いる位置より上の岩場の左端に黒い点のように見えます。分かるでしょうか。そしてこのヤギさんは大変珍しいことをしています。岩をなめています。多分普段不足しがちな成分(塩分とか)がここにあるのでしょう。岩の色もちょっと白っぽくなっています。昔テレビで土をなめる動物の映像を見たことありますが、それと同じなのでしょう。

下の写真…ジョルサレからモンジョに渡る吊り橋です。あと一息です。この後国立公園の関所を通り、モンジョ2835mには2時45分に到着でした。休みを含めて6時間半のトレッキングでした。宿泊ロッジはモンジュ ゲスト ハウスで、ここにはシャワーがあり、久し振りにお湯で体を洗う事が出来ました。言い忘れましたがこの村はモンジョでこのロッジはモンジュです。日本人が聞くと文殊の知恵のモンジュかと思いますが如何なのでしょうね。昨日はマンダラロッジの曼荼羅で、何だろうな?

尾根上からのヒマラヤの山々のビデオを載せておきます。なお、ホテル エベレストビューから飛び立ったヘリが飛んでいるのが小さく見えます。

シャンボチェ付近からの眺め

2018年2月28日 記  カメラ RX10Ⅲ

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。