マナスルトレッキング4-1

11月7日のトレッキングコースは地図の中央右の赤線部分です。ビムタン3710mからポンカールタル湖4100mの往復です。

下の写真ー ビムタンの朝6時22分の風景です。まだ山々は眠りから覚めていません。微睡(まどろみ)の時を過ごしています。

下の写真ー 上の写真から5分後には山々は突如目を覚まし、頂上に日が当たり始めました。でもロッジの中ではまだ寝ている人が多いようで静まり返っています。左の雪山がテリジェピーク6530m、中央がネムジュン7140m、右がチェオヒマール6905mです。

下の写真ー 赤くふわっとクッキリ浮かび上がる山の峰々。テリジェピークの後ろの山です。名前は分かりませんが、それでも高さが6000m以上ある山です。

下の写真ー チェオヒマールです。頂上ちょっと下の黒い地層は何でしょうか。石炭層なんてことはないですよね?

下の写真ー 完全に日が当たったテリジェピーク左とネムジュン右です。雲一つなく、今日は最高のトレッキング日和となりそうです。

下の写真ー 7時50分にポンカールタル湖4100mに向かって出発です。ロッジの後ろ左にマナスル8163m、右にプンギヒマール6538mが聳えています。

道は氷河で出来たサイドモレーンの縁を上(北)に向かって歩いていきます。サイドモレーンは氷河が削った石や土が横に押し上げられた所ですので、道は崩れやすく、足元は不安定で結構疲れます。それに高度も4000m付近ですので息切れがし、中には高山病一歩手前のメンバーもいました。

下の写真ー 左方向の氷河の向こうに聳える山々です。雪は有りませんが高度は5300mあります。日本の剱岳をスケールアップしたような雰囲気です。でもこの山でも無名峰です。

下の写真ー正面に見えるのは、氷河の奥に聳える左のテリジェピークと右のネムジュンです。

下の写真ー氷河の一部が溶けて、鋭いピラミッド状になっています。どういう加減でこんな状態になるのでしょうか? 大怪獣ゴジラの背中のようです。まさかこの下にゴジラが眠っている? 新作ゴジラ映画の導入部になりそうな?・・・ない、ない!そんなことはありませんね。

下の写真ー 右下にポンカールタル湖が小さく見えます。ここで11時です。下の湖まで下りて一周してくるには2時間ほどかかりそうです。帰りを考えると、体調もすぐれない人がいるので、この眺めの良い所で引き返すことにしました。一人の人だけ余裕で湖に向かいました。残りの人は道の上にあるサイドモレーンの頂上に登って写真を撮ることにしました。

下の写真ー 上の写真の45度右方向(北東)です。左下にポンカールタル湖が見えます。左の雪山はチェオヒマールに続く山です。そして中央ちょっと右の凹んだ所はラルキャパスという峠です。この峠の向こうはマナスルの東側のトレッキング道につながります。つまりマナスルの周回ルートがあるわけで、普通は東から入ってラルキャパスを越えビムタンの方に歩いてきます。我々は反対に西側から入って、峠を越えず折り返しで帰ることになります。右端の山はラルケ6249mで、マナスルから北に延びる尾根の最後の山です。

下の写真ー ここからの眺めをパノラマ写真でお見せします。北の方角のパノラマ写真です。一番左の尖った雪山はテリジェピーク6530m、その右の前山にほとんど隠れた山はネムジュン7140m、そしてその右の大きな山はチェオヒマール6905mで、右端までその尾根が続きます。下の灰色部分は氷河です。

下の写真ー 東の方角のパノラマ写真です。左端が上の写真の右端に繋がります。よって右端がチェオヒマールの尾根です。そして低いところがラルキャパス5160mの峠、中央左の雪山がラルケ6249m、それから右は前山(5000mくらい)で隠れて見えず、右側の最初に見える雪山の小さなピークがマナスルノース7157m、そして一番右の大きな平たい山頂はマナスル8163mです。

その後、ビムタンまでの帰りはマナスルトレッキング4-2に続きます。

2018年12月24日 記  カメラ SONY  RX10Ⅳ

前の登山の記事 マナスルトレッキング3

次の登山の記事 マナスルトレッキング4-2

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。