ヒマラヤ ゴーキョトレッキング5-2

ヒマラヤ ゴーキョトレッキング5-1 の続きです。

山岳博物館には石の展示もありました。上の灰色の石は粘板岩です。海底にたまった泥が泥岩になり、更に圧縮する力が働いて、面上に割れる粘板岩が出来ます。これを使って昔は屋根を葺いていました。写真の家は石の家で屋根はこの粘板岩です。そして壁は火成岩の花崗岩で出来ています。下の石はその花崗岩です。この石は形を作りやすいために使用されました。

下の写真…山岳民族の暮らしを写真で紹介しています。簡単な英語の説明もあります。一番左では子供たちも小さいころから荷担ぎをしていることが分かります。薪を運んでいますが、枯れた木しか伐採は許されないと書いてあります。一番右では家を建てる柱等をポーターさんが運んでいます。これは今でもそうです。牛やロバでは背に付けると、材木が長すぎて運ぶ時に色々不都合が起きるとの事です。

下の写真…ネパールの国鳥ダフェの絵です。このナムチェ村3440mにもダフェがいる場所がこの近くにあります。帰りにはそこを通って行きます。会えるでしょうか?

下の写真…山岳博物館を出てきました。雲が少し薄れてクンビーラ山5765mの一部が見えてきました。

下の写真…この一帯がダフェの出現する場所です。左手前の尾根が先程までいた山岳博物館のある展望台です。ずーとこの付近を捜してきましたが、ダフェのダの字もありませんでした。仕方ありません。ダフェにはダフェの都合がありますのでこちらは諦めて帰ります。あとはゴーキョの帰りに、この上にあるクムジュン村3780mに寄ってダフェを探すしかありません。

下の写真…ダフェを探している時に見つけた黄色い花です。日本のサワギクに花、葉とも非常に似ています。草の一部が紅葉しています。平地では草は普通茶色に枯れるのですが、高山帯では赤くなる葉もあります。でも草に見える低木かもしれませんね。

下の写真…山の斜面でリンドウが群生していました。日本のリンドウは上に伸びて花を咲かせるものもありますが、このヒマラヤリンドウは面でたくさん咲かせるので、とても見栄えがあります。

下の写真…アッ?白ダフェがいました。いえいえ本当は雌鶏です。ダフェがいないので、ガイドさんと冗談を言っていました。因みにカラスは黒ダフェ、雄鶏は赤ダフェなどと言って楽しんでいました。

下の写真…ナムチェ村の一番上の横道から見たナムチェ村です。前回紹介したテント村も見えます。私の泊まっているロッジも見えます。手前左、テントのちょっと下に赤い屋根があり、それに接して右に青い長い屋根があります。そこが泊まっているロッジCamp De Baseです。

下の写真…これがナムチェの病院です。安心感はありますが、高山病などで収容されないよう気を付けねばなりません。

下の写真…道端のリンドウです。きれいなので先程撮ったにもかかわらず、また撮ってしまいました。ただし角度を変えて立体感を出しました。

下の写真…白いロバさんが一人で?横を通って行きました。こちらではロバさんも一人の通行人という感覚です。

下の写真…すると今度は子ネコさんです。木に登ったのはいいけれど、降りられなくて木の上をウロウロしていました。下では母ネコが心配そうに見ています。我々も3~4分見ていましたら、子ネコさんは意を決して下に降りる事が出来、母ネコの所に駆けていきました。こちらもホッとしました。

下の写真…我々もロッジまで下りる事が出来ました。さあ、昼食です。ネパールのモモ(日本の餃子)550Rsと、キノコスープ350Rsを注文しました。モモはおかずではなく主食です。橙色のタレは辛みと酸味がありますが、モモにつけて美味しくいただきました。

2017年12月21日 記  カメラ SONY  RX10Ⅲ

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。