この鳥を初めてみたのは2013年9月でした。場所はタイのカオヤイ国立公園麓のゴルフ場の山と繋がっている場所です。この鳥の名前は「アオバネコノハドリ」、漢字で書くと「青羽木葉鳥」です。名前の木葉鳥とこの鳥の感じはピッタリですね。遠くから見るとこの鳥の発見は難しいと思います。さしずめ鳥の忍者の木の葉隠れの術といったところかもしれません。
この鳥はタイ語では「ノック ゲオ」といいます。ノックは鳥の意味で、ゲオはガラスを意味します。タイ人にとってはガラスはきれいなものと言う感覚があります。よってこの鳥に対してタイ人は木の葉と思うより、綺麗な鳥という印象を持っているのでしょう。見ても判る様に実際に綺麗な鳥です。
ただ写真に撮るにはなかなか難しい鳥です。まず普段は見かけません。3年で3回くらいの遭遇です。そして小鳥によくある習性で、じっとしていません。枝から枝へ忙しく飛び回ってピントが合いません。合焦の早いカメラで連続撮影をしないと満足のいく写真が撮れないと思います。私の使ったカメラはそうでなかったのですが、木の実をつついている時間があり運が良かっただけです。
下の写真…これは2014年8月の写真です。正に木の葉隠れの術ですね。この時も実をつついている時でした。上の写真の時期より一か月ほど早い時期なので、まだ実が青い時でした。この木の実が好きなようですね。残念ながらこの木の名前は分かりません。それが分かればこの木のある場所で実がなる頃に待っていればこの鳥と出会う確率が大きくなるでしょう。
下の写真…この木の実を好きなのは「アオバネコノハドリ」ばかりではないようです。鶏冠のある「エボシヒヨドリ」も盛んにつついて食べていました。
2018年5月29日 記 カメラ CANON SX50HS
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