タイの焦げ茶色の鳥

今日は世界で分布が広がっている鳥を紹介します。英名で[Common Myna]、日本名で「インドハッカ」です。ムクドリ科の鳥で、大きさは24~26cmくらい、日本のムクドリと同じように集団で生息しています。目にするのはしょっちゅうでした。雑食性の鳥でなんでも食べ、集団で来ますので農業の被害が大きいようです。

この鳥「インドハッカ」は、国際自然保護連盟に「世界の侵略的外来種ワースト100」に選ばれています。これは外来種の中で生態系や人間活動への影響が大きい生物のリスト100種類だそうです。オーストラリアでは害虫駆除にこの鳥を導入したそうですが、今や猛烈に繁殖して色々な問題を起こしているとの事です。

日本でも一部にこの鳥が見かけられているようです。台湾あたりまで分布が広がっていますので、島伝いに南西諸島までは来ているようです。また神奈川や埼玉でも見かけられているようです。こちらの方は飼育している鳥が逃げた可能性もあるとの事です。ムクドリだけでも大変なのに、この鳥「インドハッカ」が大繁殖するようなことになれば手に負えなくなります。

なお「インドハッカ」は九官鳥の仲間で、しゃべることが出来るようです。それで飼育する人もいるかもしれません。下の写真は集団でホテルの庭に来て餌を食べています。

何かに驚いたのか、一斉に飛び立つことが再三ありました。羽を広げたとき、白い模様が印象的です。

最後に、鳥の飛んでいる姿が偶然にもきれいに撮れましたので掲載しておきます。いつもはデジカメの高倍率で撮っていますが、この時だけデジカメは持ってなくて、一眼レフカメラの250㎜望遠レンズで撮っています。そしてこの写真は更に2倍になるくらいのトリミングをしています。

2017年3月21日 記  p206

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。