ヒマラヤ ゴーキョトレッキング6-2

ヒマラヤ ゴーキョトレッキング6-1 の続きです。

ここで今回のトレッキングには10以上の山が出てきます。その山の位置を記した分かり易い地図です。この地図はお世話になっている「風の旅行社」さんの地図をお借りしています。足りない山は3つ程書き込んでいます。私の行ったトレッキングは青い点線のコースです。ブログに山の名前が出てきたら、この地図で山の位置を確認するとよく理解できると思います。

下の写真…タウツェ6495mの頂の白い雪が、青空にくっきりと浮かんでいます。この山は上の地図の真ん中あたりにあります。写真を撮っている場所はナムチェとキャンズマの間の山腹の道です。

下の写真…真ん中にローツェ8516m、その左の雲の上にエベレスト8848m、画面右にはアマダブラム6814mが聳えています。エベレストとローツェは上の地図で右上の端にあります。

下の写真…さてそこでエベレストとローツェのツーショットを望遠で撮りました。画面一番下にある尾根に建物が見えます。タンボチェ村3860mです。よってエベレスト山頂までは約5000mの高度差があります。それを捕らえた一枚の写真です。

下の写真…遠くの山は今までの写真で分かりますが、足元の今歩いている所はこんな感じになります。ここは比較的道は広くて歩きやすいです。この道の下は高度差600mくらいの谷間になっています。

下の写真…道のある山腹が波のようにくねっていますので、凹んだ所では何も見えません。そして画面中央のように飛び出た所に来ると眺望がいっぺんに開けます。そしてそういう場所にはチョルテンがあり、皆さんの休憩場所兼撮影場所になっています。見る山は同じですが、段々近くなるので感動新たにして写真を撮ってしまいます。

下の写真…ゾッキョの隊列が来ました。皆さんは山側に避けています。私は谷側にいて写真を撮りましたが、この後すぐ山側に移動しました。これはルクラに来る飛行機の搭乗券(Keep your safety in mindの二行目)にも注意事項で書いてあります。牛やロバにぶつかられると谷側では下に落ちてしまいます。

下の写真…次はヤクの隊列が来ました。下ってくる隊列でポリタンクのふたもしてありませんので空荷ですね。タンクは20Lタンクよりかなり大きいので、40L入ると仮定してして80㎏の荷を運んで行ったのでしょう。ポーターでも運べますが、こちらの方が費用が安いのでしょうね。

ところで運び役の動物はロバ、ゾッキョ、ヤクといます。実はそれぞれ役目が違うのです。ロバは低地での運搬、ヤクは高地での運搬を担当します。ロバを高地に連れていくとダメなようです。高山病にでもかかるのかもしれません。ヤクは元々の生息地が高地なので問題ありませんが、逆に低地ではダメなようです。その境界線がナムチェ3440mで、それより下はロバ、上はヤクが担っています。

ではゾッキョはどうかというと両方で使えるそうです。だから積み替えなしでルクラ2840mから5000mまで行けてしまいます。その秘密はゾッキョは自然の動物でなく交配種です。低地の水牛のメスと高地のヤクのオスの交配で出来るという事です。それで低地でも高地でも対応できるゾッキョになったという事です。ただオスとメスを反対にして交配すると、性質が荒いゾッキョになり使えないらしいです。

下の写真…ヤクの尻尾です。このふさふさ感が何とも言えません。あるお土産屋さんにはこの毛を吊るして売っていました。何に使うのでしょうね?

下の写真…画面左 ローツェ、右 アマダブラム。そして旗ひらめくチョルテンと牛の隊列。典型的なエベレスト街道の風景です。

下の写真…アマダブラム6814mのアップです。この山は人目を惹く山で存在感があります。この山は登頂ルートがあり、エベレストよりは登り易く(と言っても半端でない)、皆さん結構登っているという事です。朝薄暗い時は登っている人たちのランプの光が見えるそうです。ナムチェで泊まったロッジにも、10人くらいの外人さん一行がいて、アマダブラムに登ると言っていたそうです。

2017年12月27日 記  カメラ SONY  RX10Ⅲ

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。