高ボッチ&鉢伏山登山1 の続きです。
下の写真…前回の第2Pからの鉢伏山1928mの写真です。左下に林道の分岐点が見え、左に下ると崖の湯温泉、真っ直ぐ行くと画面左の丸い山の頂上付近に繋がります。わずかに林道が見えますでしょうか。そこからほんの少しで林道終点になります。
崖の湯温泉は5~6歳のころ、おばあさんの湯治に連れて行かれたことを覚えています。鉄砲打ちの猟師がいて、今日は鳥が取れたから料理で出す、なんていうことがあったことをうっすら記憶しています。
下の写真…第2Pの東側に高ボッチへの登山道があります。登山と言っても22m登るだけですから、ゆっくり歩いて10分程度です。入口に木製の洒落た案内板がありました。赤く示された道を歩きます。花の写真を撮りながら頂上へ向かいます。
下の写真…高ボッチ山頂1665mからの諏訪の全景です。左の雲に隠れる山は八ヶ岳連峰で、その南端の編笠山の裾野が緩やかに長く伸びています。雲がなければここに富士山が見えます。そして画面中央ちょっと右に雲に隠れた山塊は南アルプスです。ここも雲がなければ、甲斐駒ケ岳、北岳が見えるはずですが残念です。でもここは数少ない絶景ポイントの一つでしょう。
下の写真…上の写真をもう少し右に振って撮った写真です。天竜川は左の諏訪湖から谷間(川岸地区)を通って、伊那谷の最北端の辰野町に流れていきます。それがよく見えるポイントです。
下の写真…最初の写真で、崖の湯との分岐点にある案内板です。
下の写真…この画面左の林道のある丸い山は、最初の写真で画面左の丸い山と同じです。その奥に青い屋根の鉢伏山荘があり林道終点です。そこから画面右端の鉢伏山山頂1928mまで20分くらいの登山になります。
下の写真…鉢伏山に上っていく途中に若山牧水、喜志子夫人の歌碑がありました。牧水は戦前(1885-1928)の歌人で、代表作に「幾山河越えさり行かば寂しさのはてなむ国ぞ今日も旅ゆく」があります。漂泊の歌人で酒をこよなく愛し、一升酒を飲みつづけ43歳で肝硬変で亡くなりました。
この碑に刻まれた歌は「鉢伏の山に朝日さし まろやかに降りつみし雪は よべ降りしとう」です。喜志子夫人の歌は「常念の峯にゐる雲 しばしだに晴れよと待ちて 時たちにけり」です。歌の解釈は皆さんにお任せします。文学は私の不得意な分野ですので申し訳ありません。
下の写真…山頂付近に鉢伏神社がありました。ここだけが窪地になっているのは何でかなと、頭の片隅に疑問がわきました。
下の写真…鉢伏山頂と表示がありますが、ちょっとだけ下がった所です。そして展望台がありました。階段は壊れ気味で尚且つ急のため注意を要します。展望台上のテーブルでお昼を食べながら写真を撮りました。下に何枚か掲載します。
下の写真…諏訪方面の全景です。諏訪湖がやや遠く隠れ気味になります。この方面の眺めは高ボッチのほうがよいと思います。
下の写真…東方向の八ヶ岳連峰の眺めです。先ほどより雲が上がってよく見えます。手前の枯れた木がある尾根によって、遠近感がしっかり出てきます。画面中央右のなだらかな山が編笠山2524m、その左のごつごつした山が権現岳2715m、少し左に行って最初のピークが阿弥陀岳2805m、そしてすぐ左の高いピークが赤岳2899m(八ヶ岳連峰最高峰)、そして平らな山に見えるのが横岳2829mです。
横岳はこの位置から見ると平らな易しそうな山に見えますが、90度横から見るとナイフの刃の上を登山道が伸びています。両側は絶壁で高所恐怖症の人はかなり冷や汗をかくと思います。
下の写真…南方向の高ボッチ方向を撮った写真です。山頂にわずか草原(牧場)が見える山が高ボッチです。その奥の霞んだ山塊は中央アルプスです。画面左の街並みが岡谷市、画面右の街並みが塩尻市になります。
下の写真…西方向の松本盆地です。画面左が塩尻市、右が松本市です。画面中央より左に丸いドームがあり、そのすぐ後ろに松本空港の滑走路があるのが分かりますでしょうか。このドームはスポーツ施設で「やまびこドーム」といいます。
下の写真…鉢伏山の北北東にある美ヶ原です。画面中央は王ヶ頭2034mで、ホテルとテレビ電波中継施設があります。
下の写真3枚…山の写真ばかりでしたので、最後に花の写真を3枚掲載します。一枚目は「ヤマラッキョウ」でユリ科の植物です。高ボッチ山道の横にぽつぽつと咲いていました
下の写真…「ハクサンシャジン」と思われます。メシベが長くて紫色をしている点でそう判断しました。これも高ボッチです。
下の写真…「ハクサンフウロ」です。これも高ボッチで撮りましたが、花は鉢伏山のほうがたくさん咲いていました。
2017年9月20日 記 カメラ SONY RX10Ⅲ
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