カンボジア アンコールワット 3

アンコールワット2 の続きです。

今日はアンコールワットの中に入ります。アンコールワットの構造を簡単に説明すると外から順に第一回廊、第二回廊、第三回廊があり、その中央に高さ65mの中央祠堂があります。そして第三回廊の4つの角に高い塔があり、中央祠堂と合わせて5本の高い塔が全体の外観の特徴を形作っています。

第一回廊の門から見た第二回廊です。奥に第三回廊と塔(左)、右奥に中央祠堂が見えます。

第一回廊内側に入りました。第二回廊は高くなっています。窓は算盤のような連子窓ですが、しまっている所が結構あります。

下の写真は第二回廊に上がる階段から撮った写真です。向こうに第一回廊が見えます。

第二回廊の連子窓から外を眺めてみました。

下の写真は第二回廊の内側から、第三回廊とその角の塔を撮ったものです。塔の上部は7重になっていて周りを何かの像(仏像?)が鋸の歯のように立っています。写真右端は第三回廊に上る階段です。かなり急傾斜です。角度にして50~60度くらいありそうです。危険なため階段の登降は禁止になっていました。多分普通の人は途中で足がすくんで動けなくなるでしょう。降りるときは尚更恐怖に足が動かなくなります。(スキーのジャンプ競技に使うジャンプ台の角度は35度です。)

それにしても内部に入ると当然アンコールワット全景は見られません。何か岩山の谷間にいる気分です。圧倒されます。これを建設した時期は日本で言えば平安時代に当たります。日本は木の文化、クメールは石の文化で対照的です。でも周りは大木がいっぱいあるのに使わなかった。熱帯では木も腐りやすいのでしょうね。とにかくクメールの人たちのパワーと文化の高さには驚きます。

下の写真も同じで、第三回廊を別の場所から撮ったものです。こちらの階段も登降禁止で上には行けませんでした。

回廊の随所でビーナスが出迎えてくれます。本当はビーナスという表現でなく、デバターというそうです。女官さんや踊り子さんのレリーフなのですが、デバターという言葉の響きがそれにそぐわない気がしますので、私のブログではビーナスという表現でいきたいと思います。

中には石垣の間に小さな悪魔が出没していました。クメール人もユーモアがありますね。

やっと外に出てきました。アンコールトムもそうでしたが、石の建造物に囲まれていて外に出ると開放感を感じます。左下の観光客の皆さんもホットして、タオルを出して汗を拭いています。

明日はアンコールワットの最終章です。

2017年3月4日 記

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。