カンボジア トンレサップ湖 1

カンボジア バンテアイ・スレイ の続きです。

カンボジアの中央部よりちょっと上に巨大な湖があります。トンレサップ湖と言い、東南アジア最大の湖です。しかも時期により大きさが変化しています。乾季(11~5月)では小さくなり、だいたい琵琶湖の4倍程度の広さです。雨期(6~10月)では周囲の小河川からの雨水の流入や、メコン川の増水による逆流もあり、広さは乾季の6倍にもなります。つまり琵琶湖の約24倍の広さであり、四国の約90%の広さの湖なのです。

そこではベトナム戦争時代の難民が水上生活をして定住しています。暮らしの糧は漁業と観光です。どんな生活をしているのか、船に乗って水上村を廻ってきました。ここに来たのは10月ですので雨期も終わり頃で、最も水が多い時です。

上の写真…漁師の水上家屋です。お父さんが子供の体を洗っています。手前の小舟は漁に使う船でボックスも載せています。家はドラム缶を付けた筏の上に建てています。当然水嵩が増しても浮いているので問題ありません。

下の写真…果物屋さんですかね。ヤシの実を売っています。他に瓶に漬けた何かの実もあります。天井にはプラスチック製品もぶら下がっています。おじさんが暇そうに座っていました。

下の写真…筏でなく小型船自体が家になっています。当然狭く、写真で見る限り、屋根のある部分の広さは4~5畳くらいでしょう。この中に一家が寝起きするわけです。たぶん水上家屋が持てない貧しい人たちではないでしょうか。

下の写真…「エッ?」となりました。上の写真と対比があまりにも際立って唖然となりました。ホバークラフトですね。水上警察なら分からんでもないのですが?

カトリック教会も水上にありました。尚且つ太陽光パネルらしきものが屋根の上にあるではないですか。湖のなかに電柱が立っているわけがないので、電気を使いたかったら、太陽光発電かエンジン発電機を使うしかないでしょうね。

下の写真…なんと道の駅ならぬ水の駅がありました。もっともこれは住民用でなく観光用でしょう。看板にあるように、アンコールというビールも置いてあるのでしょう。夜ホテルで飲みましたが、それなりに飲めるビールでした。

下の写真…その横を赤ちゃんにおっぱいをあげながら舟をこいでいるお母さんがいました。たくましいというよりこのような生活が当たり前なんでしょうね。

2017年4月23日 記

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。