カンボジア タ・プローム 1

カンボジアのアンコール遺跡群の第3弾目です。すでに「アンコールトム」と「アンコールワット」の記事がありますが、今回はジャングルに押しつぶされる廃墟の寺院「タ・プローム」です。押しつぶされた(過去)寺院でなく、押しつぶされつつある(現在進行形)寺院です。建造は12世紀後半でアンコールワットのすぐ後になります。クメール王朝のスーリヤヴァルマン7世が母親の菩提を弔うために建てた様です。

下の写真はその入口になります。周りはすべてジャングルです。中央の入口は崩壊寸前で木枠で補強してありますので入れません。右手の大きな木のところの小さな入口から入ります。

下の写真は門を潜って、門を振り返った写真です。この大きなガジュマルの木が門に絡みついています。屋根から下だけを見ると、巨大なタコの怪獣が門に絡みついているようですね。この木は上の写真の門の真ん中にそびえ立つ木です。

下の写真は寺院のあちこちが崩壊していて、危ないところを補強しています。石も苔むしていてジャングルの中だということを感じさせます。

下の写真は寺院の石塀をガジュマルの大木が飲み込んでいます。人と比べればいかに大きい木かという事が分かります。クメール文化が15~16世紀まで続いたとするとこの木は500年くらい経っているでしょうか。熱帯の木の成長の速さは凄いものですね。

下の写真は何かを祭った神殿?のような気がしますが、ここもガジュマルのタコ入道の足が絡みついて崩壊寸前です。この写真は10年前の2007年ですので、現在は崩壊ないしは補強で崩壊を防いでいるのではないでしょうか。

下は上の写真の左面の写真です。精密な彫刻が施されています。仏様を祭ったような彫刻ですね。この寺院の重要な部分の一つと推定されます。

続きをまた明日掲載します。 次の記事 タ・プローム2

2017年3月19日 記

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。