カンボジア アンコールトム 4

アンコールトム3 の続きです。

今日はアンコールトムの最終日です。遺跡は華やかな所ばかりではありません。横や裏に回ると崩れたままで手も入っていない所があります。下の写真のように壁が崩れたままになっています。日本もアンコール遺跡の修復にかかわっているようですが、こういう所まではまだ手が回らないのでしょう。

下の写真は横位置から見たバイヨン寺院です。四面像のある塔が、真ん中の主塔を囲んでいるのがわかります。だいぶ崩れた感じがしますが、出来た当初の姿はどのようだったのでしょう。今ならその姿をコンピューターで再現できると思います。そしてAI技術(Aerial Imaging)という空中に像を浮かび上がらせる技術が、2017年今まさにスタートしました。どんなバイヨン寺院が浮かび上がるのでしょう。

もっと裏の別の遺跡に回るともう廃墟です。草が生い茂り、石が散乱しています。写真中央に四角い入口がいくつかあります。そして見づらいのですがその横にクメールのビーナス像が4体あるのが見えます。昔の栄華も夢と消え………さみしいものですね。

拡大写真です。ひっそりと隠れているビーナス像が4体確認できます。

下の写真は「象のテラス」です。上は歩けるようになっています。この名の象の由来は、もう一つ下の拡大写真で分かる様に象のレリーフがたくさんあることでお分りの事と思います。

下の写真ですが石の遺跡の外に出た所、広々とした場所がありました。奥には一直線に別の遺跡が並んでいます。馬もいてのんびり草を食べています。今まで石に囲まれていたため、この緑の草原は新鮮に映りました。思わず、「オー、ここでゴルフをやれば気持ちイーよね。」と不謹慎な言葉が出てしまいました。ヨーロッパの昔の城の写真を見たことありますが、何かそれに似ているような気がしませんか?

少し行くと小さな遺跡がありました。

遺跡の壁には色々な像が彫られています。顔が人間でないものがたくさんありました。そしてここを後にして、次はいよいよ目的のアンコールワットに移動です。

2017年3月1日 記

次の記事 アンコールワット1

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。