御嶽山登山2

9月26日、登山2日目の朝です。やはり山の朝は寒いですね。4~5℃くらいです。体は寒さになれていないので、震えて日の出を待っています。

下の写真ー 東の空に広がる雲は真っ赤です。この写真はシグマ DP2Mで撮っています。普通のカメラの受光素子は水平方向で色を捕らえますが、このカメラの受光素子は垂直方向で色を捕らえます。長所は細密な描写で空気感も出ます。短所は光量がないと綺麗に写りません。

下の写真ー やっと日の出です。この写真はソニー RX100M6で撮っています。

下の写真ー 北の方角に、昨日は雲の中だった北アルプスが見えます。左手前は乗鞍岳3026m、その奥に槍ヶ岳3180m、中央は奥穂高岳3190m、その右横は前穂高岳3090mです。

下の写真ー 朝7時に二の池ヒュッテを出発して頂上へ向かいます。30分ほどで御嶽山の最高峰剣が峰3067m直下の石段です。登り口に噴火で亡くなった方の慰霊碑があります。写真には写っていませんが直ぐ右には、頑丈なシェルターが3つ設置されています。

下の写真ー 剣が峰頂上の御岳神社奥社です。壊れた所はある程度修復されています。

下の写真ー 南の方角の写真です。画面中央から右下に深い地獄谷があり、5年前このすぐ下から噴火しました。この頂上や写真で見える範囲にいた多くの人たちは為す術がなかったでしょうね。ご冥福をお祈り申し上げます。この地獄谷は御嶽山すぐ南の小秀山から全貌が見えます。小秀山登山2 で写真がありますのでご覧下さい。

下の写真ー 東の景色です。一番奥の薄青く見える山並みは南アルプスです。中央やや右に富士山も見えます。この写真もDP2Mで撮りました。

下の写真ー 東側の山頂直下の写真です。御岳頂上山荘跡があります。そして画面左下の黒い箱型のものがシェルターです。頑丈なコンクリート製で、一つのシェルターで10~15人位は収容できます。

下の写真ー 頂上階段の途中にある狛犬です。噴火で二度と犠牲者が出ないよう見守って下さい。

下の写真ー 頂上すぐ下の道脇に落ちていた噴火時の火山弾(噴火で飛んだ石)です。直径20cmはあり、重さは5㎏かなと思います。それが時速100㎞~300㎞くらいで飛んでくるのですから、避け様がありません。当たったらヘルメットなど無意味なくらいの衝撃です。

下の写真ー 下ってくると這松帯のお地蔵様の台座の石の間に綺麗な花が咲いていました。イワギキョウです。霊を慰めているのかもしれません。

下の写真ー 更に森林帯の登山道で、季節外れのモミジカラマツが咲いていました。山はとてもいい山です。噴火さえなければという注釈がつきますが。それを言うと富士山、八ヶ岳その他諸々の休火山は同じ事になります。千年、万年単位で噴火されるとどうにもなりませんが、噴火があるかもしれないという心構えがあれば、少しは対応が違ってくるかもしれません。

2019年11月8日記 カメラ SONY  RX100M6  , SIGMA  DP2 Merrill

前の登山の記事 御嶽山登山1

次の登山の記事 戸倉山 市野瀬コース

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。