ヒマラヤ ゴーキョトレッキング13-1

ヒマラヤ ゴーキョトレッキング12-4 の続きです。

11月5日の朝が来ました。7時に朝食でチャパティ、ゆで卵、オニオンスープを頂きました。荷物の整理をして外の庭に出ます。快晴です。クムジュン村の裏山クンビーラ5765mに日が当たって、徐々に日当たりが下に降りてきます。このロッジはもうすぐ日の出になります。

下の写真…そしてクンビーラ山と反対側の山タムセルク6618mを見ると、朝日がようやく姿を現します。この日のマンダラロッジの日の出は7時55分でした。

下の写真…マンダラロッジが日向ぼっこを始めました。どこからともなくお線香のような匂いが漂ってきます。まわりをよく見るとロッジの後ろで何か煙っています。青いビニールシートより後ろです。

下の写真…これが煙と匂いの正体です。山に生えている杉の葉っぱみたいなものを燃やしています。ガイドさんが言っていましたが、このお線香用の木は伐採禁止ではないそうです。信仰に使うものはOKのようです。このお香を焚く容器がいいですね。空き缶に縦の切れ目をいくつもいれ、少しつぶすと広がって壺状になります。そして切れ目が開いて燃やすための空気穴になります。見た目(壺状)と用途(空気穴)がぴたりと合った素晴らしい発明です。

下の地図…今日歩く行程は赤線の部分です。ナムチェまでの前半は尾根筋で見晴らしは良いのですが、ナムチェからは谷に下りていきます。ほとんどの高い山は隠れて見えなくなります。写真を撮る機会が急激に減り、そこがとても残念な所です。下山は嬉しいのか悲しいのかよくわかりません。どんな旅でも帰る時のあの寂寥感は何なのでしょうか。人生も旅と考えれば似たような気がします。

下の写真…クムジュン村からのコンデ山もこれで最後です。真っ青な空とナイフのような稜線です。リンゴの皮も剥けそうな気がします。

下の写真…クムジュン村の南の丘を登っていきます。ヒラリーさんの記念碑も下に小さくなっていきます。この丘の南端には有名なホテル エベレストビューがあります。

下の写真…ホテル エベレスト ビューに30分弱で到着です。このエベレストは石段を登らないと到達できません。憧れの頂上3880mにアタックです。

下の写真…宿泊客でない一般客用のエベレストを展望できるテラスがあるという事でそこに行きました。これがそのテラスです。ちょっと高いですがお茶することも出来て、紅茶を飲みながら雪山を眺めます。後はクンビーラ山5765mです。見えませんがその麓がクムジュン村になります。

下の写真…このテラスから北東方向の写真です。画面左からタウツェ6495m、黒い山の右がヌプツェ7864m、すぐ右の雲がかかっているのがローツェ8516m、一番右がアマダブラム6814mです。ヌプツェの後ろにあるエベレストは雲がかかっていて見えません。

下の写真…アマダブラムのアップです。その右後ろにも雪山が見えますが、Ombigaichang(オンビガイチャンと読む?)という高さ6340mの山と思います。

下の写真…左はヌプツェの険しい南壁です。後のエベレストはチベットからの強風で雲が発生し隠れています。右のローツェはその雲が流れてきて頂上は隠れ気味です。

下の写真…ヌプツェの弩アップです。今までエベレストやローツェが主体で、この山は脇役的存在でしたが、単独で見ると強烈な印象のある山に変身です。高さだけがすべてではありませんよね。

下の写真…タウツェ6495mです。この山は6000m級ですが、単独で見ればとてもいい山です。右下にはポルチェ村3810mが小さく見えています。また左下の家々はゴーキョへ行く途中のモンラ3970mです。

2018年2月22日 記  カメラ RX10Ⅲ

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。