ヒマラヤ ゴーキョトレッキング13-2

ヒマラヤ ゴーキョトレッキング13-1 の続きです。

ホテル エベレストビューを出てくると正面にコンデ山が見えました。針葉樹に囲まれた風景も趣があります。松の枝越しに頭が凸凹の富士山?を見ているような雰囲気です。

下の写真…エベレストビューより少し下に、ホテル専用のヘリポートがあります。ルクラのヘリポートから一気にここへ来て、エベレストを眺めるお客さんも結構います、とガイドさんが言っていました。え? 何も歩かないでエベレストを見ても感激が少ないんじゃないのと思いましたが、年取って歩くのが困難になれば仕方ないですね。ひょっとしたら私もお世話になるかもしれないし……。

そういえば女性でエベレスト初登頂の田部井淳子さんが、亡くなる少し前に最後にエベレストをもう一度見たいと言って、ここら辺の道を歩いていたようです。田部井さんの晩年は東北の学生を対象に富士登山を計画実行していましたが、この試みはずっと続けていけたらいいなと思います。後の山はタムセルク6618mです。左のちょっと覗いている雪山はカンテガ6783mです。

下の写真…少し歩くとヤクの放牧場があり、道はその真ん中を横切っています。ヤクのいる真ん中を、ちょっと御免なさいよと通っていきますが、少し勇気が要ります。後はコンデ山系で、最高峰は6186mです。写真のようにピークがいくつかあり、それぞれのピークに名前がありますが、今はまとめてコンデ山と言っていますとガイドさんが言っていました。

下の写真…ヤクさんが一心不乱に草を食べています。草が青い時に来たらそれこそドレミの歌の世界になりそうです。映画の題名はサウンド オブ ミュージックです。その映画ではオーストリアの牧場とアルプスの場面が出てきます。そして家庭教師のマリア先生と子供たちの歌のレッスンがあり、とても素晴らしい映画です。知らない方は是非ご覧になって下さい。

下の写真…後ろを振り返るとヘリポートの上にアマダブラム6814mが両手を広げて迫っています。

下の写真…こういう感じの道を画面奥に向かって進みます。ほとんど傾斜がない道で、しかも眺めがいいのですから天国を歩いているような気持です。ナムチェは見えていない向こうの斜面を下ったところにあります。どこか谷の下でダフェの鳴き声がします。ガイドさんは何処かなと探しています。

下の写真…すると谷底から2羽の鷲が舞い上がってきました。この鷲はヒマラヤハゲワシです。全長120cm、翼長3m弱の大型の鳥です。ゆっくりと旋回しながら上昇してきます。10枚くらい写真を撮りましたが、ピントがある程度良かったのはこの一枚だけでした。デジカメのこのカメラRX10Ⅲの合焦方式では仕方ないですね。というよりカメラマンが下手という事の方が原因でしょうね。

しかしつい最近、このカメラのバージョンアップのRX10が発売され合焦方式が改善されています。難しい話ですが位相差方式という合焦方式で一眼レフで採用されている方式です。いずれカメラをⅢからⅣに買い替えたいのですが、お金が……ないのでいつになるやら?

下の写真…ガイドさんがダフェを見つけていました。鳴き声はもうありません。ダフェの天敵の猛禽類が接近したのを感知して、この藪陰に避難したようです。自然界は生きていくのが大変ですね。少しでも油断をすれば食べられてしまいます。人間でも過去や未来を考えずに、日常に流されているだけだと先が見えず、人生の途中で何が起こるか分かりません。

下の写真…ホテル エベレストビューのヘリポートには赤、黄、銀色の3機が見えます。お客さんが次々に来るようです。こうやってみるとホテルの位置が、エベレストを見るのに最適の場所だという事が分かります。ヘリポートの左の木陰にチラッとホテルが見えます。

下の写真…上の写真と反対側の眺めです。奥の石を乗せた屋根の家の横に太陽光パネルが設置されています。そういえばホテル エベレストビューの電気は何処から引いているのかな。それとも自家発電なのかな。電気使用量はかなり多いと思いますので、村の小型水力発電からは電気を引いて来れないと思います。

下の写真…この眺めとも最後になります。もうここに写った山の名前は分かると思います。画面右下の斜面に道が見えます。これは10月29日の行くときに通った道です。その記事はゴーキョトレッキング6-1~4 にあります。

2018年2月25日 記  カメラ RX10Ⅲ

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。