ヒマラヤ ゴーキョトレッキング11-4

ヒマラヤ ゴーキョトレッキング11-3 の続きです。

ロッジでお茶を頂いて少し休憩です。雑談の中で、夕方にダフェが林から畑に出てくるという事なので、それではという事で4時過ぎに村はずれの畑にガイドさんと出かけました。到着して見渡していると、一番端の林に近い畑にメスのダフェがいるではありませんか。近づいていきますが、畑の石垣でそれ以上接近することは出来ません。

石垣を乗り越えようとすると、ダフェに見つかって逃げられてしまいます。しばらくするとオスのダフェも出てきて一緒にエサを探しています。メスダフェは何かを見つけてついばんでいますが、何だかは分かりません。そのうちオスは画面右の下に下りて行ってしまいました。

下の写真…すると別のメスがやってきて、一緒にエサを探し始めました。不意に一羽のメスが大きく羽を広げるではありませんか。この時はずっとカメラを覗いていたので、反射的にシャッターを押してこの写真が撮れました。

下の写真…先程下りて行ったオスのダフェが又上の石垣の所に現れました。その時撮った写真です。この画面はトリミングをして、2倍位の大きさになっています。

下の写真…一羽のメスが私のいる畑に現れました。ちょうどその間に木と大きな岩がありましたので、それに隠れながら這って行って3~4mくらいまで近づきました。岩の上からそおっとカメラを出して撮った写真です。正面から見ると丸々太っていますね。

下の写真…その時、先程畑にいたメスのダフェが上の林に移動する様子で、上の林に歩いていきました。慌ててそちらにカメラを向けて撮った写真です。なかなかカッコよい鳥です。ポイントは目の上のブルーのアイシャドーですね。ダフェのオスはとても色がきれいなのですが、メスは一見地味に見えていてもかなり素晴らしい羽模様をしています。私の鳥の写真では一押しの写真です。

下の写真2枚…オスのダフェの近接撮影が出来ないかと探していると、ガイドさんが手招きで呼んでいます。いました! 別の畑の石垣の近くにいます。こちらも石垣に隠れながら写真を撮れました。この鳥の日本名はニジキジ(虹雉)といいます。つまり日本の国鳥のキジと親戚です。他に雉を国鳥にしている国の一つは台湾で、ミカドキジが国鳥ですがダフェ程カラフルではありません。それにしてもこの深いビロード状のブルーは素晴らしい色ですね。又、頭の冠も中々カッコよいです。

下の写真…ダフェの撮影が終わって畑から道に出たら、ものすごく大きな荷を運んでいるポーターさんと出会いました。ガイドさんが聞いたところ、荷物は何かの空タンクのようです。それなら軽いかなと尋ねた所、50㎏はあるとの事です。とにかく人間と比べてみてください。歩いて運んでいる時は、荷物に足が生えて歩いているような感じでした。強風が吹いたらよろけて谷に落ちてしまいます。意外と危険な荷運びです。

下の写真…夕暮れのクムジュン村です。左端の家がマンダラロッジで、その横にあるビニールハウスではチンゲン菜を栽培していました。

下の写真…マンダラロッジの食堂です。画面左に生まれたばかりの息子の写真があります。今は4歳くらいです。そしてその右横の写真は、ロッジの主人がエベレスト登頂の時の写真です。

下の写真…夕闇が濃くなってきました。するとアマダブラム6814mにかかっていた雲が切れて、山頂が空に浮かび上がってきました。でも次第に光は弱くなりその姿は暗闇に飲み込まれていきました。

下の写真…サー、夕食です。期待していた料理上手の奥さんが作ってくれたスパゲティーです。味はどうでしたか? 濃厚な味で本当に美味しかった! いつもは少しは残すのに、今夜は完食です。今日はダフェの良い写真が撮れるし、美味しいスパゲティーは食べれるし、クムジュン村に来て正解でした。高山病にかかって予定は変更になったけれど、神様はちゃんと帳尻を合わせてくれました。感謝です。

2018年2月7日 記  カメラ RX10Ⅲ

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。