ヒマラヤ ゴーキョトレッキング11-3

ヒマラヤ ゴーキョトレッキング11-2 の続きです。

下の写真…モンラ3970mのロッジでお昼を食べて外を眺めていたら、ガイドさんが「野生のヤクがいる。」と言うではありませんか。指さす方向はるか遠くの斜面に一頭だけいましたが、望遠をいっぱいに伸ばしてもこんな大きさです。大自然は厳しいけれど、草を食べて一日中ゆっくりしているのでしょうね。反対に荷運びに使われているヤクさんは毎日大変な仕事です。給料もありません。飼い主が儲かるだけです。何か人間の世界と似ているような気がしてきました。

下の写真…モンラを1時10分に出発です。ここにもヒマラヤリンドウ(ゲンティアナ・デプレッサ)は咲いています。でもこの写真の花はいままで掲載した花と違い、青にほんの少しグリーンが入った色になっています。このグリーン系の花は少ないです。

下の写真…歩いている道の上部です。このヒマラヤリンドウの咲いている斜面は草原です。夏なら青い草原で気持ちいいでしょうね。

下の写真… 有りました! もう一種類の更に数の少ないヒマラヤリンドウ(ゲンティアナ・ミカンス)の群生です。この青紫の色がとてもいいですね。

下の写真…この斜面にはヒマラヤリンドウの他、写真のようにコケモモもたくさん生えています。ガイドさんは、この実はちょっと酸っぱいため現地の人は食べないと言っていました。北欧の方ではジャムにして食べているようです。日本では高山にしかないのでポピュラーではありません。しかし八ヶ岳連峰の山小屋「黒百合ヒュッテ」にはこのコケモモのジャムを使ったスウィーツがあるそうで、とても美味しいと評判のようです。私も機会を作って、そのスウィーツを食べてみようかなと思っています。若い頃は2~3度黒百合ヒュッテさんにお世話になったこともありました。

下の写真…クムジュン村に行く分岐点に差し掛かります。ここは画面を見るとお分りのように90度の大岩壁です。危なくないよう道を広く作り、鉄の手すりもありますので危険はありません。でも、高所恐怖症の人は下の谷を覗かないほうがいいかと思います。手すりが倒れて下に落ちていくような恐怖にかられます。画面下の左の道が来るとき通った道で、エベレスト街道に繋がります。画面左上に登っていく道がこれから行くクムジュン村に通じる道です。

下の写真…クムジュン村の手前に差し掛かりました。ガイドさんとダフェはいないかと辺りを見回しながら歩きます。しばらくしてガイドさんが小声で「ダフェがいる! 」と言いました。どこ?と指さす下を見ると林際にいます。でも距離は30m以上あり、望遠使ってもこんな大きさです。そのうち林の中に入って行ってしまいました。でも初めて見たダフェのオスです。やっと会えました。

下の写真…これがダフェのいる環境です。クンビーラ山5765mの岩山の下の灌木と草原が混じった場所です。

下の写真…それからは更に注意して歩きます。村直前の道の上の林の中にダフェのオスが2羽いるのを発見です。ニワトリより大きな鳥です。そっと近づきますが15mくらいまでしか近づけません。草むらの中なのでピントが中々合わず、10枚ほど写真を撮った所でダフェは見えなくなってしまいました。これはその中でも最もきれいに撮れていました。ダフェを撮ったゾー!と意気揚々でロッジに向かいました。

下の写真…5分ほどで今日明日連泊するクムジュン村3780mのマンダラロッジに到着です。到着時刻は15時5分で、ドーレから6時間30分のトレッキングでした。ここの主人は昔ガイドをやっていてエベレストにも登ったとガイドさんが言っていました。そして奥さんは若くてきれいで料理が上手という事です。夕食が楽しみですね。 ♪~(´ε`”)

下の写真…子ネコさんが2匹いました。そのうちの1匹です。食堂の長椅子でちょこんとうずくまっています。2匹とも色はこの写真のようにグレーです。前にも道端にいるネコの写真を掲載しましたが、それもグレーでした。この色はヒマラヤのネコさんの特徴でしょうか。

さてダフェについてはこれで終わりではありません。一休みした後また探しに出かけたのです。戦場みたいに木や岩に隠れたり、地面を這ったりして凄い写真を撮ってきました。それは次回のお楽しみです。

2018年2月4日 記  カメラ SONY  RX10Ⅲ

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。