ヒマラヤ ゴーキョトレッキング5-1

ヒマラヤ ゴーキョトレッキング4-3 の続きです。

10月28日の朝になりました。今日は連泊で体を高度順応させる高山病対策の日です。実を言うと昨夜から頭が少し痛ったのですが、朝も同じでした。高山病のかかり始めか、風邪なのかは区別できませんでした。体の酸素濃度を測るパルスオキシメーターの値は、昨晩が83で今朝が87ですので3400mでは特別異常な値ではありません。一応大事を取って高山病対策のダイアモックス1錠を飲んでおきました。

下の写真…さて今日はナムチェの周辺の散策をしました。青線または青の囲い込みは以下の文中で関係ある所を示しています。真ん中よりちょっと上の青い囲いは泊まっているロッジのCamp De Baseです。一番下の青い囲いはナムチェ バザールの会場です。先ず山岳博物館のあるナムチェ展望台、地図の右端の青い囲いに行きます。

下の写真…ロッジを出て石段の道を上に上がって行きます。すると色鮮やかな雄鶏が石段を歩いています。でも雄鶏は尾羽が大きくあるものなのですが、この鳥の尾羽は短くて雌鶏のような感じです。普段は石段を歩いているためか?足が太く筋肉が発達しているように見えます……モモ焼きがおいしいかも? いやいや硬くてだめかも…なんてことは想像していませんよ。

下の写真…少し上に突如テント村がありました。テントはほとんど同じなので貸しテントの様に思います。人の姿もありましたのでここに泊まる人もいるのでしょう。こういう所は大人数の登山隊などが使うのでしょう。料理人も連れているので、食事は好きなものが食べれてロッジより良いとの事です。そういえばテントや鍋釜を積んだ牛の隊列もいました。荷物がたくさんあるなら、ポーターを大勢雇うより牛で運んだ方が安いとガイドさんが言っていました。

下の写真…少し上からナムチェを眺めました。画面上の雲のある所はコンデ山がありますが見えません。下のロッジの水色のトタンが剥げているように見えますが、これは明り取り用の半透明のプラスチックの波板をはめています。窓のない部屋などは昼間はこれでOKです。画面右下に畑があります。作っている野菜はチンゲン菜です。この野菜は皆さん好きなようで、どの村でも作っています。ただロッジの食事にはほとんど出てきません。秋茄子は嫁に食わすなっていう感じなのでしょうかね。

下の写真…道端につくしが生えていました。ここにもつくしがあるのかと近づいて見たら違いました。何かの花の枯れた後でした。何の花なのかな~?

下の写真…ナムチェの地図で、右上に青線を引いたクムジュン村に行く道です。この写真ではなだらかそうに見えますが結構きつい坂で、この尾根の上に出るには1時間くらいかかります。上には舗装なしの飛行場がありますが、以前事故が起きたので今はヘリコプターの発着場になっています。

 

下の写真…ナムチェの展望台につきました。周りは雲でほとんど見えません。この写真の北東方向はエベレスト、ローツェが見えるのですが、諦めるしかありません。

下の写真…北にはクンビーラ山が聳えているはずですが、雲間に岩がチラッと見えるだけです。

下の写真…ネパールの人たちは信心深いので、尾根の岩から岩まで旗(タルチョ)をかけています。

下の写真…ナムチェ展望台付近の写真です。石壁の向こうの建物は博物館や軍関係の建物です。

下の写真…上の写真の石壁に小鳥がいました。ちょっと見はジョウビタキに似ていますが、頭の上が白くないのでちょっと違います。後姿は見せずそのまま直ぐに飛んで行ってしまいましたので、ジョウビタキの特徴である翼に白い斑紋があるかはわかりませんでした。

下の写真…山岳博物館を見学しました。ヒマラヤの山岳民族が板に描いた宗教画です。はっきり分かりませんが、左は仏様の世界、真ん中は地獄の閻魔様、右は天国と地獄を描いていると思います。

下の写真…頭蓋骨を模したと思われるものを頭に付けたお面です。大きいので被るお面ではありません。削り後もはっきりと残っています。

2017年12月18日 記  カメラ SONY  RX10Ⅲ

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。