大変な大雨が続いております。皆さんの住んでいる場所は大丈夫でしょうか。不安があるなら安全第一で、早めの非難が必要かと思います。
さて5月12日に登った笹山に5月26日に再度行って来ました。今回は隣組の山岳会の二人の女性も同行です。山からの眺めは同じですので、違う場面を主に記事にしていきます。地図や風景等は 前回の笹山登山 を参照してください。
下の写真…中央自動車道の松川インターを下りて直ぐに、飯田線の伊那大島駅があり、そこにちょっと立ち寄りました。高校生たちの通学の時間で、ちょうど辰野方面からの上り列車が入ってきました。飯田線は無人駅も多いのですが、この駅は有人駅(こんな言い方あるのかな?)で、改札をやっていました。
下の写真…皆が電車に乗っても発車しません。すると今度は辰野行の下り列車がホームに入ってきました。飯田線は単線の為、駅のホームでしかすれ違いが出来ません。待たされる時間は3~4分位あります。その時間で次の駅に到着できるくらいの時間です。
飯田線はまどろっこしいですが、辰野ー飯田間は田園風景と中央アルプス、南アルプスの眺めが堪能できます。また飯田から南は狭い渓谷となった天竜川沿いをトンネルを交えて走るので、ガラッと趣が変わります。ちなみに列車番号544Mの普通列車(鈍行)で行くと、辰野駅を9:59に出発して豊橋駅には16:16の到着で6時間17分の長旅になります。
もし人生の余暇時間が有り余っているなら、この長旅に挑戦するのも面白いかもしれません。ただ、普通列車にトイレは有りませんので、そこがかなりの問題となります。
下の写真…今回は道路の舗装も終わったようで、一時間弱の登りを車で7~8分で行けてしまいました。駐車場に車を置いて天空の散歩道を歩き出したところです。美女と雪の中央アルプスの2ショットです。
下の写真…前回では小屋までは道があって、それ以降は笹薮で案内板が見当たらなかったのですが、よく見ると枯れ木に小さな案内板が申し訳程度についていました。その木の下の笹薮に隠れた道をたどって進みます。
下の写真…平たい頂上に着いたとき、同じような案内板があるか探したら、ダケカンバの木の上にこの標識がありました。気付くのはほぼ無理です。でもほとんど無名の山なので、この標識でもあるだけマシのような気がします。
下の写真…前回と同じように笹山の南東斜面に出て写真を撮りました。前回より薄い霞がかかり、山の雪はだいぶ消えています。11時頃でしたがここでおしゃべりしながらお昼を食べました。私は普段一人で山に入りますので、皆でワイワイガヤガヤのお昼が新鮮に感じられましたよ。
下の写真…午後はだんだん天気が崩れるとの事で、早めに山を下り天竜川近くまで車を飛ばして来ました。するとある交差点で左折しなければならない所、前進で「今錦」という看板が出ていました。そこですかさず「今錦」に行こうとなってしまいました。さて「今錦」とは何でしょうか。それは日本酒の銘柄名で、長野県上伊那郡中川村の米澤酒造が造っています。通の人には外せない銘柄です。マー我々は通ではなく、ただの酒のみですが。
中央アルプスの眺望が良い台地に工場があります。水は南アルプスの湧水です。
下の写真…工場横のモダンな販売所です。大きな杉玉があり横にはオタマジャクシの幕が掲げてあります。はて? 何でしょう? また表題の大徳利?の意味も次に明らかになります。
下の写真…中は広い空間でしっとりした落ち着きがあります。一番目を引くのは酒でなく大徳利の並んだ棚です。右と左と両側にあります。
この大徳利は収集家から譲り受けたそうです。中には面白いものがありました。下の写真の右側下から二段目の二つ目にキリンビールと書かれた薄茶色の大徳利があります。まさかビールを入れる大徳利という事だったのでしょうか?
下の写真…これが今錦さんのおもな銘柄です。上の段の右端にオタマジャクシの酒があります。ラベルに足が出たオタマジャクシの姿が入っています。このオタマジャクシは普通のオタマジャクシ、後ろ脚の生えたオタマジャクシ、4本足のオタマジャクシのラベルがあります。
この意味は酒の醸造過程で原酒から、一回目の火入れ、二回目の火入れと酒が変化していく過程に合わせてお酒を販売し、それをオタマジャクシの姿の変化で表しているわけです。だから原酒(生酒)は足のないオタマジャクシのラベルになります。でも詳しいことは今錦さんに問い合わせてくださいね。
下の写真3枚…大徳利を大きく撮ってみました。1升や2升入りそうなものもたくさんあります。試飲させてくれた店員さんに「素晴らしい徳利ですが、”なんでも鑑定団”に出してみたらいかがです?」と言って見た所、社長にそのことを話してみますという事でした。いつの日か鑑定団に出たら面白いのにね。
当然、試飲した中から美味しい酒を買ってきました。結構フルーティーで香り良く、尚且つしっかりした味のお酒です。皆様も一度お試しください。がっかりすることはないと思います。?十年前に比べて日本の酒造りは非常に良くなったというか面白くなってきたと思います。杜氏さんの意気込みがその酒に現れるようになりました。小さな酒造会社でアッと驚く酒に出会う機会が多くなってきました。日本酒党の私としては嬉しい限りです。
2018年7月7日 記 カメラ SONY RX10Ⅳ
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いやいや、登場させて頂きましてありがとうございます。
美しい眺望を思い出します。そして手に入れたお酒のおいしかったこと。
(^∇^)
ホントに美味しいお酒でした。機会あれば次には先にお酒を買って、頂上で祝杯を挙げるというのは如何でしょう。