タイの山野に生えていたキノコを4点紹介します。キノコは普通の花とは違う様な気がしますが、菌類にとっては花ですね。
下の写真…ゴルフ場の木に生えていました。サルノコシカケ科のキノコです。表面の色、艶はマンネンタケ(霊芝)に似ていますが、茎がなく木にへばりついていますのでマンネンタケとは違います。。サルノコシカケ科のキノコはがんに効くという話ですが、このキノコについては分かりません。採取しないでそのままにしておいたら、なくなっていました。タイ人はこのキノコは薬になると知っていたかもしれません。
ところでタイのあるゴルフ場で、マンネンタケのエキスのジュースを作って売っていました。確かにキノコの味が濃いのですが、少し甘みを入れて飲みやすくしてあります。少し高い値段でしたが、まがい物でなく効きそうな感じでした。でも今も作っているかどうかは分かりません。
下の写真…ゴルフ場によく生えています。オニフスベの小さいのですかね。ゴルフのボールを探す時、このキノコが生えているとボールだと思ってそこに近づいてしまいます。大きさは5~10cmくらいです。このキノコの楽しい所は、ゴルフボールに見立てて打っていく時です。バシュッという音を立てて粉々になって、3~4m飛び散ります。でもキノコで打つ練習しても上手くなりませし、キャディーさんがクラブを拭かなければなりませんから可哀相です。
下の写真…これは比較的大きいオニフスベです。日本ではこのキノコの若い時、つまり中身がまだ真っ白な時は食用になるそうです。タイ人はこのキノコを食用と認識していません。マー日本人もそうですが。キャディーさんもこのキノコは無視していきます。
下の写真…ある時ゴルフ場の1ホール目の2打目で、キャディーさんが「ちょっとキノコを取りに行くね」といって横の林に入って2分ぐらいで取ってきたキノコです。ゴルファーの少ないゴルフ場で、後続組はいなかったのでこのようなキノコ採りが可能でした。キノコの笠の径は10cm位ありました。キノコの名前は?とキャディーさんに聞くと「ヘット」(タイ語はトを発音しない)という返事です。元々ヘットはキノコという意味です。だからそれ以上の分類はありません。シメジだマツタケだという個々の区別がないのです。この日のキャディーさんの家の夕飯はこのキノコで美味しく食べたでしょうね。
下の写真…切株に生えていたキノコです。ちょっと見はクリタケっぽい感じですが、正確な名前は分かりませんし、食毒不明です。タイの熱帯雨林にはもっと色々なキノコがありそうですが、毒虫、毒蛇、ゾウ、トラなどがいますので入って行けそうにありませんし、タイ人も入りません。
2018年3月21日 記 カメラ CANON SX50HS, SX60HS
前の花の記事 タイの果実 パパイヤ&カシューナッツ
次の花の記事 タイの果実 ノイナー、サッパロ、カヌン
コメントを残す