タイの果実 ノイナー、サッパロ、カヌン

タイの果実 パパイア&カシューナッツ の続きです。

下の写真のボコボコした果実は何でしょうか。これは日本では釈迦頭といいます。確かに仏像のお釈迦様の頭に似ていますね。タイではノイナー、英語名はシュガーアップルといいます。シュガーということで分かるように、かなり甘い果実です。食べごろの時はこのボコボコした皮は簡単に剥けます。中は柔らかで種もありますが、すこしジャリッという食感もあります。画面左の赤い花はこの果実の花ではありません。

下の写真…これはパイナップルだと直ぐわかりますね。タイではサッパロといいます。実はタイに長くいましたが、パイナップルが出来ているところを見たのはこの写真の一回だけでした。それまではどのように生っているのだろうと疑問に思っていました。一番下に葉っぱがあって、その上に実がなり、更に葉っぱが上に出てくるとは思いませんでした。もしこのパイナップルを収穫せずにおいておいたらどうなるのでしょうね。パイナップルは花も見たことありませんし、私にとって謎が多い植物です。

下の写真…この果実はジャックフルーツ、タイ名でカヌンといいます。このジャックフルーツは世界最大の果実で、大きいものは人の胴体ほどの大きさがあり、重さは50㎏程のものもあるようです。そのため細い枝には生らず、幹か太い枝に生ります。味は美味しいと言って飛びつくほどでもありませんし、少し匂いもあります。中の実を取り出すのは大仕事で、取り出したものをパック詰にしたものを買うのがタイでは一般的です。

下の写真…この果実の花は説明が難しいので画面に説明を入れました。ジャックフルーツの花は、普通の花と呼べるような姿はしていません。画面の「1花が開く前」の中身は、「2花が開いた後」の青い小さい実のようなものが中に入っているだけです。包んでいた花びらと言うか苞の残骸が2の実の下にある茶色のものです。そして実が成長して重くなってくると、「3実が少し成長」のように下に垂れてきます。こういった実のなる雌花の花芽は「4幹から芽が出てくる」のように幹から顔を出してきます。雄花は実がならないので細い枝に付くという事です。雄花の形も雌花とほぼ同じような形だそうです。

2018年3月37日 記  カメラ CANON  Kiss X3, SX260HS, SX60HS

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。