ヒマラヤ ゴーキョトレッキング12-3

ヒマラヤ ゴーキョトレッキング12-2 の続きです。

10時過ぎにガイドさんとクムジュン村の散策に出かけました。村の北側、クンビーラ山の麓の方に村の中を登っていきます。途中で村の南方面を撮った写真です。一番奥にはエベレスト初登頂のヒラリーが建てた学校があります。さて、なぜかこの村はきれいな感じがします。よく見るとどの家やロッジも緑の屋根に、壁は白に統一されています。

これは2015年にネパール大地震でこの村の家もかなり壊れたのですが、各国の援助を受けて屋根は緑のトタン屋根に統一したそうです。その前は板葺きで石を乗せた屋根だったそうです。そして再度板葺きでは木材が調達できないので(国立公園内の木は切れない)トタン屋根に統一されたようです。

下の写真…村の一番高い所にあるお寺に到着です。このお寺はハンパないお寺で、世界でもここしか持っていないものがあります。それを見ようと画面右下のようにトレッカーが集まってきます。さて、何があるのでしょうか。右下の白壁にあるこの入口から中に入ってみましょう。

下の写真…入口で250Rs払って入場券をもらいます。これが本堂の入口です。地震の時壊れたそうでまだ修理をしています。その修理代として入場料を取り始めた様です。でもこんな華奢な足場で大丈夫でしょうか。靴を脱いで中に入ります。

下の写真…日本のお寺のように薄暗いのではなく、極彩色に彩られています。ヒマラヤの山の中に住んでいる人たちがここに来れば、この眩い空間が極楽に見えるのではないでしょうか。「この紋所が目に入らぬかー!」 「ハッハアー 」という効果でしょうか。日本の大仏も出来た当初は金ぴかで、同じような感じだったのではないでしょうか。

下の写真…さてと、例の物は真ん中に置かれています。下にある絵でお分りかと思います。ヒマラヤの雪男イエティです。その頭皮と言われているものが安置されています。ガイドさんが言うには、実はヒラリーさんはエベレストに登りにヒマラヤに来たのではないそうです。その本当の目的は雪男を探しに来たそうです。その目的のためにエベレストにも登ってみたという事らしいです。近々ヒラリーさんの娘さんがヒラリーさんの本を出版するそうです。その本が楽しみだとガイドさんは言っていました。

下の写真…これが雪男イエティの頭皮です。ガラスの箱に入っているのでよく分かりません。この頭皮を調べた人たちは、この毛はカモシカの一種のシーローという動物の毛で、それを縫い合わせて作ったものだという事です。それが本当としてもヒマラヤは広く奥深いので、まだ知らない生物がいるかもしれませんね。

下の写真…見学終わって本堂から出てきたら、左側に仏像の棚がありました。このお寺はチベット仏教のお寺で、たくさんの女神さまがいます。小さい仏像はほとんど同じ形ですが、微妙に違いがあります。型を使って作っているわけではないのに、同じようによく作ってあります。

下の写真…お寺から出て村の下のほうに歩いていきます。タムセルク6618m(右)とカンテガ6783m(左)がこの村を見下ろしています。私の泊まっているマンダラロッジは画面左奥の一番低い所にあります。

下の写真…先程からヘリコプターの音がしていますので上を見たら、パラグライダーがヒマラヤの青空に浮かんでいます。クムジュン村の下のシャンボチェには、ヘリコプターの発着場がありますので、そこから飛び立ったものです。

下の写真…建築現場に差し掛かりました。石工が石の加工をしています。一日中重いハンマーで石を叩いているのは大変な仕事ですね。

下の写真…夫婦が畑で何かしています。権兵衛が種まきゃ、カラスがほじくる。というような場面です。これはジャガイモの収穫をしているところです。旦那さんが掘って奥さんが芋を拾い集めています。以前はヤクを使うか手掘りでしたが、数年前からこの耕運機が使用され始めたとの事です。日本製ではありません。BASHANという名前です。バシャン…馬車ン? どこの会社でしょうか。

下の写真…掘ったジャガイモを選別して、傷ついたり腐ったものを取り除いているところでしょうか。良いものを畑に掘った穴に入れて土を被せます。画面右上の盛り上がった土の下に、ジャガイモを保管してあります。

最後にビデオを2本載せておきます。ご覧になって下さい。

1.谷下からエベレストまでの風景

2.クムジュン村とクンビーラ山の風景

2018年2月16日 記  カメラ RX10Ⅲ

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。