ヒマラヤ ゴーキョトレッキング6-2 の続きです。
今回も、コースと山の位置を記入した地図を載せておきます。参考にしてください。
下の写真…山腹の山襞をいくつも越えて、奥の山に近づいていきます。この写真のように谷間の凹んだ所に入ると視野は狭くなってしまいますが、それを抜けるとさらに大きく見える山が待っています。
下の写真…山腹の先端に出ると広大な景色が目に入ります。画面左はローツェ8516m、右はアマダブラム6814mです。
下の写真…アマダブラム6814mも大分裾野が見えるようになってきました。
下の写真…東方向のすぐ横の山タムセルク6618mも逆光から抜け出しつつあります。まわりの松の木と土手で額縁効果を狙っています。
下の写真…道はいよいよ大きく左方向に曲がっていきます。そのため左端の山タウツェ6495mがまた見え始めました。ローツェ、アマダブラムはどこにあるか分かりますよね? 谷間にはドゥードゥーコシ川が白く見えます。画面右側には見えませんが上の写真のタムセルクが聳えています。
下の写真…やっとキャンズマに到着です。ロッジの外のテーブル席は満員です。今日はきれいに晴れて山が目の前に迫っているので、ロッジの中で休憩する人は誰もいません。皆さんワイワイガヤガヤでとても楽しそうです。トレッカーは80%以上は白人系です。アンナプルナ方面は白人50%くらいで、あとは中国人、韓国人、タイ人、ネパール人でした。いずれの方面も日本人は1%あるかないかくらいです。国力の差とパワーの差を強く感じます。
そしてもっと根本的な問題があります。他国は若い人が圧倒的に多いです。ヨーロッパ系では年取った人もいますが。日本はほぼ年配の方だけです。約2週間のトレッキングで会った日本の若者は1人だけでした。この現実を我々みんなで深く考える必要があると思います。どうでもいいやという問題ではないような気がします。若者に夢を与えられない国日本です。
下の写真…道が左にカーブするにつれてアマダブラムの全容が見えてきました。白い布を被った巨人が両手を広げているように見えませんか?
下の写真…いよいよエベレスト街道を外れ、ゴーキョ街道(こういう言い方あるのかな?)に入ったところで大きな岸壁が前方に立ちはだかりました。画面下中央に赤い服のトレッカーが歩いています。正直焦りました。こんな所に行くの? 絶壁じゃん? 秘密の抜け穴があるのかな? なんて思ってしまいました。
下の写真…後日ここを通った時に撮った写真です。感覚的にはほぼ絶壁の道です。左の人は岩にしがみついています。上から降りるときは普通の人は恐ろしくて通行出来ませんよね。
下の写真…ところがガイドさんは別の道を行ってくれました。「こっちにも道があるじゃん。良かった。」ホントにホッとしました。あちらの道は昔から此処の住民が使っている道だそうです。こちらはトレッキング用に整備された道だという事です。
下の写真…この時ガイドさんが「下を見てください。野生のヤギがいます。」と言うので撮った写真です。なんか日本でカモシカに会ったような場面でした。
一年間、ご愛読ありがとうございました。この続きは来年1月2日になります。引き続きご愛読の程よろしくお願い致します。
2017年12月30日 記 カメラ SONY RX10Ⅲ
次の記事 ゴーキョトレッキング6-4
コメントを残す