ネパールの伝統音楽と踊り

パタンのゴールデン テンプル の続きです。

ネパール最後の夜です。伝統舞踊を見られるレストランがあるということで早速出かけました。建物はネパールっぽい建物でした。カトマンズの喧騒から隔離された静かな感じでゆっくりできそうです。

下の写真…席に案内され早速ビールを注文しました。ビール「エベレスト」です。ただし値段はエベレスト級ではありませんが、ビール自体がネパールでは高いです。味はまあまあです。ビールは入れ過ぎで泡が盛り上がっています。食器は真鍮製が多いです。

下の写真…伝統舞踊の演奏が始まりました。指揮者、兼司会者、兼道化師の愉快なおじさんが変なバイオリン?みたいな楽器で演奏スタートです。これはネパールの民族楽器「サーランギ」です。バイオリンと同じ4弦で、下部には木をくりぬいてヤギの皮を張って、弦の音を共鳴させています。二胡の音よりにぎやかな音になります。

下の写真…確か農民の踊りだったと思います。この部屋にお客さんは14~15人入っています。空いているスペースを充分に使って、つまりどのお客さんの所にも踊り子は回ります。暗くて動きがあるためピントはうまく合っていません。

下の写真…食事が出てきて、一口食べた所で写真撮るのを思い出しました。ネパールの伝統食はダルバートです。ダルは豆、バートは米でそれを主食におかずが出てきます。ここでは豆は見当たりませんが、画面下の皿の米は長粒のインディカ米が使用されます。タイでもそうですが、ご飯に何か混ぜて食べるときは、サラサラして混ざりやすい長粒米の方が美味しいです。おかずは豆を煮たものや野菜類の煮物、漬物が出されます。肉類はあまり使われないそうです。見た目よりはかなり美味しいですよ。

下の写真2枚…しばらくすると別の衣装の組が登場です。踊っている内容は分かりませんが、村のお祭りの時は広場で皆で踊っているのでしょうね。

下の写真…今度は楽団に目を向けてみました。画面左に太鼓がありますが、ネパールの民族楽器「マーダル」又は「マダル」です。木製の胴にヤギの皮を張ります。太鼓の面の直径は同じでなく違う大きさになっていて、両手でたたいています。時にはしなやかなバチも使います。

その右はオルガン風の「ハルモニウム」、さらに横笛の「バンスリ」、そして女性の持っているのはご存知のタンバリンです。

下の写真…「ハルモニウム」は馴染みがないというより、初めて見たのでアップで撮りました。原理はオルガンやハーモニカと同じリード楽器ですが、風を送るのに、左手で側面のふいごを開いたり閉じたりして、空気をリードに送り音を出します。この「ハルモニウム」という楽器は、19世紀中ごろフランスで初めて作られたそうです。この仲間にアコーデオンやタンゴで使うバンドネオンといった楽器があります。

楽しかった食事もいつしか終わり、23時20分にカトマンズの空港からドラゴン航空にて香港へ出発しました。香港到着予定は翌朝8時5分です。

下の写真…空を飛ぶドラゴンから日の出をお迎えです。雲の上で見る日の出は透明感があります。自分で言うのもなんですが、こういう写真は滅多に撮れません。ただ「運」です。この日の出の時間に飛行機の窓がその方向に向いているかと、早く起きてカメラの準備をしているかです。御来光を拝みながら今回のヒマラヤ トレッキングの成功に感謝しました。

下の写真…曇り空の香港に到着です。後はキャセイパシフィック航空に乗り替えて日本へ帰国です。

下の写真…これがドラゴン航空の飛行機です。垂直尾翼にドラゴンが描かれています。ただ、か細いドラゴンでなんとなく頼りない気もしますが。まーいいか。

さて、初のヒマラヤ トレッキングで色々な体験や見聞をし、自分の世界も広がった気がします。この連載でどれだけトレッキングの楽しさをお伝えできたか分かりませんが、ご愛読ありがとうございました。引き続きブログは継続をしていきますので、これからもご愛読を宜しくお願い致します。

2017年9月8日 記  カメラ CANON  SX60HS

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。