長野県の伊那谷南部の阿智村、阿南町、平谷村の境界にある蛇峠山(じゃとうげやま)に5月30日に登りました。ここは電波塔やレーダードームなどがあり、眺めは良いところです。が……?
下の写真…治部坂高原スキー場付近から、東に向かう林道を4㎞ばかり入った終点の駐車場です。ここから上は電波塔の関係者以外は車では入れません。ゲート左横の山道を登っていきます。
駐車場の西側に小高い山?丘?があり、ここの眺めも良かったです。ただ中央アルプスや南アルプスなどは見えません。「蛇峠山遊歩道 馬の背 1457m」の杭が打ってあります。
下の写真…平谷村が遠くに見えましたので、望遠で撮りました。一番手前で広い駐車場があるところが「道の駅 信州平谷」です。
下の写真…登っていく尾根道です。笹は全山覆っているようですが、ひざ位しかなく、明るい道が続きます。途中3か所くらい電波塔専用道路にでますが、車はほとんどなく、林道という感じです。
下の写真…蛇峠山手前の山に「雨量観測用レーダー」がありました。これで120㎞範囲がカバーできるようです。愛知県、静岡県、山梨県、長野県、岐阜県まで観測できるようです。
下の写真…このレーダードームの横に見晴らし台がありました。そこから見た北方向の写真です。霞んで見える山は中央アルプスです。この写真は山を撮ったのではなく、空を撮ったものです。薄いフワッとした雲がたくさんあり、天女の羽衣を思い浮かべたくらい雰囲気の良い空でした。
下の写真…これは東方向にある南アルプスの写真です。この日は水蒸気が多いためかどの方向も霞んでいます。何回か同じ構図で時間をずらせて撮り、この写真がこれでも一番はっきり撮れました。左の山が荒川岳、中央が赤石岳、右が聖岳です。すべて3000m超えの山です。
下の写真…今度は西方向の写真です。この山はすぐ近くの大川入山(オオカワイリヤマ)1907mです。すぐ横なのにこれだけ霞んで見えます。遠望するには条件の良くない日でした。
ところで蛇峠山の頂上はもう一つ東にある山頂で、開けた山道を下ってもう一度登り返しです。時間はたいしたことなく5~6分です。
下の写真…その山道に咲いていたタンポポです。里のタンポポは咲き終わって綿毛も飛んで行ってしまった後ですが、ここは盛りの時期でした。高い山だから在来種の日本タンポポと思ったのですが、残念なことに外来種でした。
話はそれますが、世界では移民でその国の独自性が失われつつあります。皆で仲良くしようという理想の世界とイギリスやフランスの現実は全く違う様な気がします。日本はそうならないとは言い切れません。すでにタンポポの世界では在来種が駆逐されてしまいました。川や湖でもブラックバスが在来魚を駆逐しつつあります。これでいいのかな……?
2017年6月14日 記 カメラ SONY RX10Ⅲ
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