諏訪 守屋山登山1

6月1日に諏訪と伊那の境にある守屋山に登山してきました。若い頃、諏訪の会社で働いていましたが、その時の仲間がこの守屋山の登山道の整備に携わっているそうです。この山には私は一度も登ったことが無いのですが、今度一緒に登ろうという事になっています。しかしコロナの影響でまだその約束は果たしていません。そこでまずどんな山か探りを入れようと今回一人で(いつも一人ですが)登ってみました。

下の写真… 初めての守屋山は立石コースから登ってみる事にしました。普通は杖突峠からのコースが便利ですが、色んな形の岩があるこの立石コースが面白いという事でこのコースに決定しました。ここは上の駐車場が一杯の為(といっても数台しか駐車出来ませんが)、下のこの駐車場から出発です。しかし目に留まるような案内板はありませんので、注意しなければ入口とは気付きません。

下の写真… 早速、亀岩という岩が出て来ました。中央右の大きな岩がそれです。岩の上に細長い小さな岩が乗っています。それを亀の首に見立ててこの名前にしたのでしょう。少し無理をしている気はしますが。

下の写真… 次の岩はちょっと人目をはばかる岩なのでここでは割愛します。ここを登る人だけのお楽しみにして下さい。そしていよいよこのコースの名付け親の立石が出て来ました。登山道脇にちょこんとあるだけに見えますが、この急斜面に沿って長さ10m位の細長い石が立っています。麓の人達はこの岩をお坊さんに見立ててお祈りをしていたという事です。別名坊主岩と言うそうです。そういった説明が左の松の木に掛けた看板に説明してありました。

下の写真… その坊主岩の頭の向こうに仙丈ケ岳3033mが姿を覗かせています。

下の写真… 立石コースは途中二手に分かれます。左は岩の見学コースでそちらに進みます。

下の写真… 早速、十文字岩というのが出て来ました。縦はありますが、横の左がない? よく見ると岩に亀裂が入っていました。炭治郎が切り損ねたのかな?

下の写真… さて次は難解な岩が出て来ました。平成のビーナス? 何処が? という感じです。この諏訪地方には縄文時代の遺跡が多く、その中から発掘された特に有名なものは縄文のビーナスです。それを連想して見るのですが、如何にもならない。そこでその上にある石にも注目してみました。

下の写真… これが平成のビーナスの上にある岩です。目を横にしたり逆さにしたりして見てみましたが、如何にも分かりません。そこでこの看板に注目してください。前出の十文字岩の看板はきちんとした字で真ん中に書いてあります。ところが平成のビーナスは字が真ん中より斜め上に小さくなって逃げています。これは多分書いている人が自信が無くて書いている様に見えますが、如何でしょうか。それともユーモア精神に溢れているのかな。

下の写真… そして次は夫婦岩又は親子岩というのがありますが、大小の岩が並んでいるだけなのでこれも割愛します。そしてその次はカッチリとした大きな岩が出て来ました。鬼ヶ城です。看板にも気合が入っています。実際に鬼、又は人が住んでいたかどうかは分かりませんが、そう思わせる岩の砦です。

下の写真… その岩の中です。岩に苔などが付いて変色したりして、何やら絵が見えてきました。上の天井右は空に雲が浮いています。左の空には皆既日食の太陽があります。そして天井下の側面左は、大波が海岸の岩に激しく打ち付けています。此処から難しくなりますが、中央すぐ右には帽子を被ったサルの仙人が、手を突きだしてその大波を止めようとしています。更にその後ろの右には、何者か分かりませんが、これも手を突きだして猿仙人を援護している様に見えます。今の状況で考えると、コロナという大波をここの神様(鬼?)が止めようとしているのでしょうか?

下の写真… 大きな平らな岩が出て来ました。百畳岩といいます。鬼の見張り台という事らしいです。まあ百畳はありませんが、十畳くらいでしょうか。昼寝するには持って来いの場所です。でも傾斜が少しあるので、下手をすると崖下に転がり落ちるかもしれません。

下の写真… 谷底に下ると小さな滝がありました。浅間の滝です。滝と言っても写真に写らない位落ちる水は僅かです。そしてそこに神社があります。何処に? 画面左下に石で出来た小さな祠があります。富士山の祭神である木花開耶姫(このはなさくやひめ)が祭られています。富士山と守屋山はどういう関係にあるのでしょうか?

下の写真… 漸く尾根の鞍部に出ました。ここまで1時間20分くらいかな。写真をそこかしこで撮っていたので、20分位は余計に時間が掛かっていました。ここで左に折れて画面正面の尾根をもう一登りしなければなりません。

下の写真… 樹林帯ですが明るい尾根道で心はルンルン気分、足はよっこらしょとくたびれてきています。オニシダの間をゆっくりと登って行きます。

下の写真… 20分程掛かって東峰の山頂1631mです。守屋山は西峰1651mの方が高いのですが、眺めはこちらの方が良いという事で今回はここでストップです。西峰は仲間と登る時までお預けにしておきましょう。さてその眺めですが、記事が長くなったので次回のブログでご紹介します。

2021年6月11日 記  カメラ SONY  RX10Ⅳ

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。