ヒマラヤ ゴーキョトレッキング3-3

ヒマラヤ ゴーキョトレッキング3-2 の続きです。

下の写真…松並木の道を歩いていきます。日本の山道を歩いているような感覚です。この辺は2700m地帯です。3800m付近まで松がありましたが、日本の松より葉が長いです。ヒマラヤスギとは少し違います。ヒマラヤスギは名前は杉ですが実際は松の一種で、カラマツに似た松です。そして松のある林は日本と同じように雑草は少なく、松の落ち葉に覆われたスッキリとした様子です。キノコが出そうです。ひょっとしたら松茸も出るのかもしれません。

下の写真…ルクラから8㎞くらい歩いてきました。谷は狭まり雪を被った高い山は見えなくなってしまいました。景色が良くない?ので写真を撮るために立ち止まることも少なくなって、ひたすら歩きに専念です。こうなると今日の目的地にいつ着くのだろう? まだ歩くのかな~? とかの妄想が涌いてきます。画面の赤い屋根は建築中のホテルかロッジです。

下の写真…道沿いに二段の滝がありました。水量は少なく小川みたいなものです。でも景色は変わるし、写真撮るために一休みできるしこの滝の恩恵は大きいです。他のトレッカーも喜んで写真を撮っていました。正にヒマラヤのオアシスです。皆同じように歩くのに飽きていたんだな~、キット。

下の写真…谷間に咲く一輪の花…とは言いませんが、綺麗な花が夕日を浴びて暗い谷間に浮かんでいました。風で揺れていたのでちょっとピンボケになってしまいました。この花の名前は分かりません。

下の写真…民家の壁際にネコさんが日向ぼっこをしていました。邪魔しないように望遠で撮っています。ネコさんは何処に行っても同じですね。人も縁側で日向ぼっこをしていると穏やかになります。世界で紛争している人たちを集めて、日向ぼっこサミットを開催したら世界は穏やかになるのかな~? でも砂漠に住んでいる人たちには、日向はこりごりだと言われそうです。なら、日陰サミットにするか!…?

下の写真…もう少し行った所で、ワンちゃんも道端で日向ぼっこしていました。我々も休みにするかとリュックを降ろしたら、ワンちゃんは何かくれると思ったらしく近寄ってきました。ごめん、何もあげるものないよ。写真だけ撮ってあげるね。と言って撮った写真です。ちょっとがっかりした顔に見えませんか? でもなかなか姿の良いワンちゃんでした。

下の写真…箱根の関所です? ヒマラヤの国立公園に入るには外国人は事前に入山申請し、3390Rsを払い許可を受けなければなりません。そのチェックポイントです。迂廻路がない狭い谷間に関所を作っています。OKが出ると画面中央の谷間に下りていきます。

下の写真…この日泊まる予定のジョルサレの村は対岸にあります。少々長い吊り橋ですが、高さは有りません。と言っても30m位はありそうです。

下の写真…ドゥードゥーコシ川が勢いよく流れています。この吊り橋は長くて横揺れし易いためか、吊り橋の横に揺れ止めのワイヤーが張ってあります。

下の写真…吊り橋を渡って少し歩くとジョルサレ2740mに到着です。このロッジが今晩お世話になるエベレスト ゲスト ハウスです。15時20分の到着で、休憩含めて6時間50分のトレッキングでした。狭い谷間はもう日陰になって、寒さがまとわりついてきました。

下の写真…今晩寝る部屋です。板に薄い敷物を敷いただけのベッドが置いてあるだけです。石油ストーブなど暖房なんかは有りません。またトイレには温水洗浄便座はありません。用を足した後は空き缶に水を汲んで流すという水洗トイレです。マ~、ヒマラヤに来るにはどっぷり浸かった現代文化を捨てる覚悟が必要です。

下の写真…6時半に夕飯です。時間は決まっていませんが、先にこのメニューを6時半にお願いしますとガイドさんを通じてどのロッジでも頼みました。そうしないと他のお客さんとダブって食事がなかなか出てきません。このメニューは野菜と卵のミックス焼きそば500Rsとガーリックスープ250Rsです。量は結構あります。30分ほどで食事を終わり、部屋に戻って明日のコースの確認と日記を書きます。そして7時半過ぎにはシュラフに入り、自分の熱で次第に暖かくなり、そのままお休みなさいになります。夜、トイレに起きることもありますので、ヘッドランプを枕元に置いておくのは忘れてはいけません。それでは明日までお休みなさい。

2017年12月6日 記  カメラ SONY  RX10Ⅲ

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。