タイのカッコウ

タイにもカッコウがいました。しかし日本のカッコウと色、大きさが違います。また鳴き声も「カッコー」でなく「ホーワオ」と鳴きます。名前は「オニカッコウ」といいます。日本の「カッコー」は35cm、「オニカッコウ」は44cmくらいでかなり大きい体です。大きいためその表現としてオニ(鬼)を付けたのだと思います。

上の写真、下の写真2枚ともメスの「オニカッコウ」です。色の基調は焦げ茶色で薄茶色の斑点が全体に入っています。「カッコウ」は托卵といって他の鳥の巣に卵を産み、他の鳥に育てさせます。「オニカッコウ」も同じで托卵しますが、体が大きいのでカラスの巣にも托卵するようです。

托卵すれば雛が孵った時の本当の親子の対面はないわけです。すると親子のつながりがなくても、カッコウとしての習性は繋がっていくわけですので、遺伝子の力は凄いなと思います。

ただ托卵するという長所は何でしょうか。親が楽をするというだけの事でしょうか。短所は何なのでしょうか。理解できない習性ですね。

下の写真2枚…オスの「オニカッコウ」です。ちょっと見はカラスそっくりです。ただオスもメスも目が赤いので区別がつきます。

下の写真…日本にいる「カッコウ」です。去年の5月に撮った写真です。目は金目で羽は鳩っぽい感じです。カラスに似ている「オニカッコウ」とは全く違いますね。

2017年5月17日 記  p54

鳥の 前の記事  次の記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。