タイの水鳥の第3弾です。名前は英名で[Bronze-Winged Jacana]でブロンズ色の翼のレンカクという意味です。日本名は「アジアレンカク」といいますが、レンカクとは何でしょう。調べて見ますと「レンカク」の漢字は「蓮角」または「蓮鶴」の2種類がありました。「蓮」は睡蓮の蓮です。この鳥が睡蓮のある池に出没することから関係があります。
さて「カク」は「角」と「鶴」どちらが当たっているのでしょうか。私は「鶴」と思っています。下の写真のように水辺にいて脚が長く小型のツルの様な感じがすると思います。「角」はどう考えても連想が出来ません。よって「アジアレンカク」とは東南アジアで蓮池にいる鶴という意味ではないかと思います。いや、だけど間違っているかもしれませんが?
表題の写真や上の写真で分かる様にこの鳥は睡蓮の葉の上を歩いています。大きさは28~30㎝もありますが体重は軽いように見えます。もっとも水鳥は水の上に半分は浮くので比重は小さいのでしょうね。
鳥の体の構造は飛ぶために、他の動物とは作り構造がだいぶ違う様です。例えば骨は中が中空になっていて軽くなりますが、強度を出すために中空の中に支柱のようなものがあるそうです。その結果骨の全重量は体重の5%程度しかないそうです。
睡蓮の葉の上を何事もなくとっとと歩いていきます。何を食べるのでしょうか。小魚と思いますが、葉の上を歩いていたのでは魚を捕るのは難しいですよね。でも逆に睡蓮の葉の隙間から、安心しきっている小魚をパクリと食べるのかもしれません。捕食の場面はついに見かけないで終わりました。
2017年3月25日 記 p86
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