タイのオレンジ色の花 2

オレンジ色の花の第2弾です。タイ名は「ドーク クラー」で、日本名は「ハナモツヤクノキ」といいます。漢字では「花没薬樹」と書きます。なんか意味有りそうな名前ですけど、この花の感じが全く出ていませんね。この木はある種のカイガラムシが寄生するそうです。そのカイガラムシの名前は「ラックカイガラムシ」です。そのカイガラムシから赤い染料が取れ、それを花没薬と呼ぶそうです。

その赤い染料の元はコチニール色素と呼ばれ、食品添加物の天然着色料としても使用されています。安全性は種々の試験で証明されているようです。この色素はインカ帝国時代から使用されていて、歴史は古いです。

さて、そういう一般的な事は置いといて、観察していると鳥たちがこの花を大好きのようです。下の2枚の写真のように鳥が食べに来ています。この花のどこが気に入っているのでしょうか。花に蜜がたくさんあるのでしょうか?少なくともカイガラムシを食べに来たのではありませんね。もしそうなら鳥さんは赤くなってしまいますよね……? 下の写真の鳥は、英名で[White-vented Myna] 、訳すと「お尻部が白い九官鳥」です。(白が見えずらいのですが)

下の写真の鳥は、英名で[Black-collared Starling] 、訳すと「黒襟ムクドリ」です。

実は上のすべての写真は、下の写真の木(奥にもう1本あります)で撮った写真です。木の下が赤いのはこの花の花びらが散って落ちたものです。ここは例のゴルフ場の7ホールロングのグリーン左脇にある木です。そして写ってはいませんが、この池の左50m位の所にある木に青ショウビンが時折止まっていました。

2017年3月13日 記

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ABOUTこの記事をかいた人

タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。