タイの黄色い花

この花がタイでは重要な花です。「ドーク クーン」といいます。英語名はゴールデンシャワーですね。タイ語の意味は「王様の花」です。タイでは曜日毎にシンボルカラーがあります。この間亡くなったプミポン国王の誕生日は月曜で、月曜日の色は黄色です。よってこの黄色い花は「王様の花」になりました。

ついでに言うと火曜日はピンク、水曜日は緑、木曜日はオレンジ、金曜日は青、土曜日は紫、日曜日は赤です。タイ人は自分の誕生日の曜日も知っていて、その色を大切にしています。ところで国王が変わりましたので新国王が月曜生まれなら問題ないのですが、別の曜日であればこの花の名前はどうなるんでしょうかね?

この亡くなったプミポン国王は私が最も尊敬する王様の一人です。貧しい国民を豊かにしようと全土をくまなく歩き、その地の気候や土地条件を考えてその地に合った産業を興していきました。今でもその成功した産業が各地に残って人々の生計を助けています。

また日本の天皇陛下がまだ皇太子の時、タイを訪問した折にプミポン国王より国民に食べさせる何か良いタンパク源はないかと尋ねられ、ティラピア(ピラニアではない)という魚を推奨し送ったとの事です。プミポン国王はそれをタイ各地に広められ、今ではタイ人に最も好まれる料理になっています。焼き魚、油揚げ、辛みのある酸っぱい汁で煮た魚(私が一番好き)がメニューになります。だいたい一皿一匹で200~300B(約3円/B)です。(Bはタイ通貨の単位でバーツと呼びます。)

この花は3月ごろ咲きます。下の写真のように道路に面してずっと植えられています。それでその季節の10日間くらいは通りは黄色い豪華な花で埋め尽くされます。

2017年1月12日 記

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ABOUTこの記事をかいた人

タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。