ヒマラヤ ゴーキョトレッキング7-1

ヒマラヤ ゴーキョトレッキング6-4 の続きです。

10月30日の朝です。泊まったポルチェタンガは深い谷間なので朝日が当たりません。昨夜、雪が少し降ったのでとても寒いです。谷間の向こうにタムセルク6618mが寒そうに覗いています。

下の写真…そのタムセルクの頂上を、前の尾根と共に撮ってみました。尾根と木のシルエットがタムセルクの存在感を引き立たせています。

食パン2切れとゆで卵を食べて8時に出発です。今日の行程は下の地図の赤線部分です。ポルチェタンガ3680mから暗い谷間を登って、ドーレ4110mまで進みます。このコースは高度差も430mしかないし、距離も直線距離で2㎞強しかないので、今回のトレッキングでは楽な行程です。この理由は、初めて4000mを越えるので高度順応をするためと思われます。

下の地図…今回は新しい山も出てきますので、この「風の旅行社」さんの地図を拝借して載せておきます。青い点線が今回のコースです。

下の写真…少し歩くと日が当たり始め、道の右側に雪山が見えてきました。チョラツェ6335mです。まわりの木々は昨夜の雪でいくらか白くなっています。

下の写真…アップ写真です。左の山がチョラツェ6335mで、右側の山は以前に写真に載せたタウツェ6495mの北部の尾根になります。両方の山共、地層が水平に走っているのが見えます。

下の写真…進行方向の谷間のはるか向こうに雪山が見えてきました。ここで問題です。風の旅行社さんの地図を見てあの山の名前を当ててみてください。

下の写真…その山を少しアップしました。谷間のずーっと奥にあり8000m級の山です。分かったでしょうか?

下の写真…弩アップです。答はチョーオユー8201mです。世界で第6番目の高さの山です。その山の向こうはチベットになります。

下の写真…タウツェから降りてくる谷川に家が1軒、画面下に見えます。又問題です。この家は何でしょうか? 以前掲載したプーンヒルトレッキングシリーズを見ている方は見当が付くと思います。拡大してよく見てください。


答えは発電所です。導水管と電線が見えるでしょうか? 山岳地帯ではこの小規模水力発電所がたくさん設置されて、近隣の村に配電しています。ここでは発電した電気を、谷の右の尾根上まで鉄塔を建てて電線を架して運び、そこからは地上をケーブルで1~2㎞下のポルチェ村まで送っています。

下の写真…絶壁を登るための長い石段が出てきました。今はこんなに立派ですが、昔は多分大変な道だったと思います。

下の写真…急傾斜の山腹を行く道から下の谷側を覗いてみました。余り気持ちのいいものではありません。高度差は分かりませんが300~400m位あるんではないでしょうか。

下の写真…滝が出てきました。写真を撮っている人もいます。しめた!写真を撮るためにここで一休みできる! 本当に滝はオアシスです。

下の写真…そばに寄ってみると小さいけれど二段の滝でした。

下の写真…ひょいと振り返るとカンテガ6783mが、谷間の間に悠々と聳えています。そしてポルツェ村の家の屋根が陽に輝いていました。

2018年1月5日 記  カメラ SONY  RX10Ⅲ

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。