2月10日の大雪は私の家では33cm積もりました。風もなく雪は静かに積もって行きました。次の朝、一面の銀世界の中に雪の作った小さな世界がありました。
下の写真… 樹に積もった雪です。樹雪という言葉は聞きなれないですがここでは最も適切な言葉の様に思います。そして如何ということも無い景色です。後の山影は南アルプスで、左の屋根型の山は釜無山2117m、右は白岩岳2267mです。
下の写真… 幼木の5㎜にも満たない枝にも雪が積もっています。朝日が当たったばかりなのでまだ解け落ちていません。
下の写真… これを拡大して撮って見ると雪が物語を作っている様に見えます。一番上の枝の左根元の方は牛さんがライオンと戦っています。そこから右の方に行くと人や熊、ニワトリなども出て来ます。童話の世界に入り込んでいくようですね。
下の写真… こちらは雪の親子です。左はお母さん、右は子供二人に見えませんか。
下の写真… 枝に付いた雪に光が当たって輝いています。
下の写真… 下に着いた雪はナメクジ、上は尾びれが大きく背びれが上に伸びた金魚に見えませんか。いずれも光を浴びて輝いています。でも直ぐに解け落ちてしまいました。人の一生も同じですね。歳を取るうちに一生の短さ、儚さを感じられるようになってきました。その瞬間、瞬間を心に留めて過ごしている今日この頃です。
2023年2月12日 記 カメラ SONY RX10Ⅳ
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