北陸の旅 黒部峡谷鉄道

このところ国内・国外とも旅行が難しくなってしまいましたね。旅行に出かける方は、コロナウイルスも静かに GO TO TRAVEL に便乗して旅行していますので、万全の態勢でお出かけください。さて少し前ですが、2016年6月初旬に北陸の旅を2泊3日で楽しんできましたのでそれをご覧下さい。最初は宇奈月温泉から黒部トロッコ電車に乗って黒部川上流の欅平までの旅です。

下の写真… 黒部峡谷鉄道宇奈月駅です。駅前には有料の大駐車場があり、そこに車を置きました。

下の写真… 発車時間に間があるので、駅前通りを散策です。すると噴水がありました。噴水自体は珍しくないのですが、この噴水は湯気が出ています。なんと温泉の噴水でした。この宇奈月温泉は黒部渓谷7㎞上流の黒薙温泉から引いてきたものです。黒薙温泉の源泉は単純アルカリ温泉で98℃あり、これに少々冷水を加えて宇奈月温泉まで引いています。ここに着いた時は約63℃の温泉になっているそうです。

下の写真… 更に駅近くの道沿いに足湯が有りました。横はトロッコ電車が止まっているのが見えます。

下の写真… 駅前の黒部川電気記念館の外に展示してある黒部峡谷鉄道最初の電気機関車です。これはEB5型で、時速12㎞、600Vの電気で走ります。アメリカのジェフリー社製で大正15年に運行を開始しています。当初は物資の運搬専用でしたが、しばらくしてから地元の人のみトロッコに乗る事が出来た様です。いずれにしても現在のような観光を目的としたものではありませんでした。昭和28年から一般人を対象とした営業が始まりました。

下の写真… トロッコ電車です。欅平から戻って来た車両です。電気機関車は通常2台連結で走ります。この電気機関車の型はEDR型で主力の電気機関車です。自重18t、42kwモーター4台、定格速度24.8㎞の仕様となっています。一つ前の型にEDM型があり、最新型はEDV型があります。そしてレール幅は762㎜の狭軌になっています。なおJR等の普通の鉄道は1067㎜、新幹線は1435㎜です。という事は黒部渓谷鉄道のレール幅は新幹線の約半分くらいという事です。

下の写真… 駅の一角に陸橋があり、出発したトロッコ電車を見ました。直ぐ向こうはトンネルで、そこを抜けると画面奥の濃い赤色の鉄橋を渡ります。

下の写真… トンネルを抜けた電車が姿を現し、鉄橋を渡っています。そしてその先に又トンネルがあります。この黒部峡谷鉄道は機関車が重連(2台連結)で客車を引くのですが、この写真では1台の機関車で引っ張っています。この理由は分かりません。

下の写真… さていよいよ出発です。前の方は窓ガラスが無い解放の客車、後ろは寒がり屋の為の普通の客車です。私はどちらかというと寒がりなので窓ガラスのある客車に乗りました。宇奈月225m~欅平599m間は20.1㎞、平均斜度1度(1000m行って18.6mの登りの勾配)を約1時間20分で走ります。

下の写真… トロッコ電車が橋を渡ってトンネルに入る所です。このような所はたくさんあります。

下の写真… 川に沿ったトンネルもあり、川側はこの様に窓が開いています。川沿いの建物は発電関係の建物です。

下の写真… 途中は何箇所かの駅があります。この鉄道は単線の為、駅で電車のすれ違いをします。画面奥に赤の信号機が見え、その下の表示に下り出発とあります。つまり欅平への下り電車は赤信号で停車している事になります。という事はもう直ぐ上り電車がここに来ることになります。

下の写真… やはり上り電車が来ました。そして少しして信号は青になり出発です。

下の写真… 1時間20分はあっという間に過ぎ、欅平駅に到着です。

下の写真… 今日の宿「名剣温泉」に行くのに通る奥鐘橋から眺めた欅平駅です。駅の左に黒部川第3発電所用の導水管が見えています。

次回は宿泊する名剣温泉について書きます。

2020年11月27日 記  カメラ CANON  G1XM2

前の旅行の記事 幻の富士山(西伊豆の旅)

次の旅行の記事 北陸の旅 黒部峡谷 名剣温泉

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。