ジャングルに咲く花

タイの土地は街、集落、田畑、熱帯雨林(ジャングル)におおよそ分けられます。そのうちのジャングルには人はほとんど入りません。日本なら林や山には小道があり、山の中に人は入っていきます。ところがタイではジャングルには小道はなく、人が入ることは不可能です。もし入ったとしても野生のトラ、ゾウ、毒蛇等が待ち構えており危険この上ない場所です。そんなわけでジャングルの中の生態を一般人が知ることはまずありませんし、その機会もありません。

余談ですが、カオヤイ国立公園では時々野生のゾウが集団で道に出てきます。稀にそこを通る車を踏みつぶすこともあり、タイの新聞紙面に記事が出ます。また昔はトラも結構生息していた様で、ある家の家族がトラに食べられ、その復讐にトラ退治に出かけた親父さんも食べられてしまったという事です。

下の写真…この花はカオヤイ国立公園(1000m級の山岳の熱帯雨林)に隣接する例のゴルフ場で撮った写真です。写真の後ろの薄暗いのはジャングルです。花の名前は「アシスタンシア」といいます。もしジャングルの中にはいる事が可能なら、珍しい植物、花が出会いを待っているかもしれません。かなわぬ恋なのかも。

下の写真…更にジャングルにちょっと入った木の根元に青い花が、自己の存在を主張するように咲いていました。日の当たらないジャングルの中ですが、この花はとても綺麗でした。「青の妖精」という感じがします。残念ながら名前は全く分かりません。

下の写真…2015年にタイのクート島に行ったときに出会った花?です。クート島はほとんどジャングルに覆われていて、海岸に少しのリゾート施設があるだけの未開の島です。この花もこの時見ただけで正体不明の植物です。木の上から垂れ差がっています。メシベらしきものが一本づつ出ていますが、オシベや花びらは見当たりません。花の咲いた後なのでしょうか。それともこの膨らんだものが実なのでしょうか。

ひょっとしたら沖縄などで咲く「下がり花」の仲間かもしれません。

2018年11月30日 記  カメラ CANON  SX60HS

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ABOUTこの記事をかいた人

タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。