ヒマラヤ ABCトレッキング4

ABCトレッキングの4日目です。この日は地図の赤線で示したコース、デウラリ3200mからマチャプチャレBC(ベースキャンプ)3700mまで登ります。歩行時間は約3時間です。高山病にかからないよう今日のコースはゆったりとしています。

下の写真…朝、出発直前のロッジの部屋です。6人部屋です。ベッドがあるだけで後は何もありません。もう他の人は出発しています。多分アンナプルナBCまで行くつもりなのでしょう。アンナプルナBCは標高4130mですので、このデウラリからは約1000m登ることになります。高山病にかかる割合は高くなります。こちらは慌てずにゆっくりとした日程で登ります。

下の写真…途中は谷が狭く、登りもきついので写真撮る対象も余裕もありません。3500~3600mの高所になってきたのでしょう。いつもより登るのに疲れが出たような気がします。今までの人生の最高の標高は北岳の3193m、又はこのトレッキングの前年に行ったプーンヒルも偶然にも3193mでしたので、これより高い標高では体が反応しているのでしょう。でもやっとマチャプチャレBCの泊まるロッジが見えてきました。

下の写真…望遠で撮った写真です。マチャプチャレBCのロッジの中では一番下にあるロッジです。後に見える白い山は左がグレイシャードーム7140m、右がガンガプルナ7454mです。真ん中の黒い山は名もない5712mの山です。

下の写真…ロッジが見えてホッとした私です。余裕があるようなポーズをしていますが、この後、画面後ろの右側の石段を必死に登っていきました。

下の写真…東側に谷があり、その後ろにマチャプチャレの北の尾根が見えます。劇場の幕が少し開いたような光景です。この奥には入っていきませんが、どんな場面が待っているのでしょう。

下の写真…マチャプチャレBC全体の眺めです。私の泊まったロッジから撮っています。奥に見えるロッジがここのメインで4軒くらい有ります。明日行くABC(アンナプルナBC)は左手に歩いていきます。

下の写真…その左手の先にはアンナプルナⅠ峰8091mが雲間にチラッと見えています。画面ほぼ真ん中に見える直線状の尾根は氷河のサイドモレーン(その説明)です。その向こうは氷河があります。

下の写真…そのアンナプルナⅠ峰を望遠で撮った写真です。

下の写真…谷間の向こうにガンガプルナ7454mが見えています。明日行くアンナプルナBCではこの山は前山の陰で見えなくなります。

下の写真…東側のモディコーラ川方面の眺めです。マチャプチャレがすぐそこにあります。直線距離でたった4.8㎞です。ちなみに日本の上高地から見える奥穂高岳3190mは直線距離で4.5㎞です。マチャプチャレがいかに近いか分かります。

下の写真…夕暮れ時4時52分、登ってきた谷の下を眺めた写真です。名もない岩山ですが中々味があります。

下の写真…更に5時21分、マチャプチャレにかかっていた雲が横にスライドし、夕日に赤くなり始めた眺めです。

下の写真…上の写真から7分後のマチャプチャレです。赤富士ならぬ赤マチャの完成です。私はこの赤い光を浴びながら必死にシャッターを押し続けていました。

2018年9月28日 記  カメラ SONY  RX10Ⅲ、携帯 TORQUE 2

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タイに仕事で10数年滞在していました。日曜日はゴルフをしていましたが、ある時花の綺麗さとカラフルな鳥の美しさに気付いてしまいました。  それからはカメラをバッグに入れてゴルフです。あるゴルフ場では「写真撮りの日本人」で有名になってしまいました。(あ、ゴルフ場には迷惑をかけておりません。)それらの写真をメインに日本での写真も織り交ぜて見ていただければ幸いです。 また、異郷の地で日本を思いつつ自作した歌を風景の動画とともにご紹介していきたいと思っています。